配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「アンオーソドックス」ネトフリ100本チャレンジ#60

アンオーソドックス Netflix
GWも終わり家に篭りネトフリ見ていたら
ワタクシ自然に古いCMソングを口ずさんでおりました。
「テーレビばっかり見ていると
いーまにしっぽが生えてくる
そーれはたいへん、たいへんだー
しっぽが生えたら どうしましょ?」
 
年取ると大昔のディティールが蘇ります。
だからどうしたと言われると困るのでありますが
まあ、
そういうしょーもない毎日を送る阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
 
ネトフリチャレンジ60
「アンオーソドックス」
2020年 米・独 (リミテッドシリーズ 1時間×4話)
原作 デボラ・フェルドマン
脚本 アン・ウインガー アレクサ・カロリンスキー
監督 マリア・シュラーダー
出演 シラ・ハース アミット・ラハヴ ジェフ・ウイルブッシュ
 
 
ワタクシ、ドラマを見るときは「できれば予備知識なく見始めるのがよい」と
思っておりましたが、このドラマをその伝で見始めて
ちょっと混乱いたしました。
さいしょ時代も場所もわからず、ジャンルもわからず
どう見ていいかわからなかったからであります。
 
え?あの橋はブルックリン?マンハッタン?
ニューヨークなのか?
でもなんか黒服髭面でユダヤ人風のヒトたちが
ごちゃごちゃやってるけど、誰も英語喋ってない。
アメリカじゃないのか?
んー。大体これは「現代」の話なのだろうか?
そしてシリアスものなのか?
「結界」があって外出できないとか言ってる気がするから
ひょっとしてSFで近未来のハナシ?
 
頭の中が「???」で一杯になりつつ見進めてまいりますと
若い女(人妻?)が失踪を図って
なぜか飛行機でベルリンに逃亡いたします。
なんだこりゃ?
 
たまらずネトフリを一旦ポーズして調べたところ
ニューヨークのウイリアムスバークという街に
昔ながらの生活習慣で暮らし、
イディッシュ語ユダヤの言葉)を話す
超保守的ユダヤ人が住む地域があるそうで
ここに住む人々はハシディック(超正統派ユダヤ人)と
言われているということでありました。
このヒトたちの話なのかとようやく理解した次第であります。
「刑事ジョン・ブック」を見てアーミッシュのことを知ったように
ワタクシはこのドラマでハシディックという人々を
いいトシして初めて知ったのでありました。
 
そうか!ニューヨークが舞台のドラマに
ユダヤ人の昔ながらのラビとかよく出てくるのはそういうわけなのかあ。
今頃合点がゆくワタクシでありました…。
皆様はご存知でありましたでしょうか?
 
そういうわけで時代は現代、
舞台はニューヨークのサウスウイリアムスバーグのユダヤ人社会で
主人公エスティは超保守的なユダヤ人コミュニティから逃げる人妻。
オーソドックス(超正統派)の中の「アンオーソドックス」である
という話でありました。
(やれやれ。ようやくここまで来た…)
 
巻頭ゴタついた(ワタクシがですが…)「アンオーソドックス」でありますが
ハシディックの儀式・生活習慣が結構丁寧に描かれていて大変興味深く、
時代錯誤的にも思える家族主義・女性蔑視な習慣は
大昔の日本にもおんなじようなことがあったような気がいたします。
この時代にあっても世界のどこかには
まだ差別され、虐められれる女性がいるということでありましょうか。
 
ただドラマとしては、原作の制約があるのか、
モデルになった人の行動をなぞるためなのか分かりませんが
もう少し面白くできたような気もいたします。
(もっと「主人公が追手から逃げる」とか、「反撃する」とか、
ダンナともっと揉めるとか、「やりたいこと」に対しての熱い思いを
もっとアピールするとかetc)
 
「社会派ドラマだから事実をありのままに見せる」だけでは
面白くならず、見てもらえません。
こういうドラマの面白い部分、「理不尽な差別による怒り」
とそれを「打ち破る」カタルシスを効率よく見せるためには
それなりのデフォルメも必要なのではと思う次第であります。
 
…なんかもっともらしいこと言っておりますが
ワタクシの感想としては
「面白かったけど、いまいちあざとさが足らず」というところでありましょうか。
 
 
今回4話リミテッドシリーズということであっけなく見終わりましたが
次回、4シーズン50話たっぷりの「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」に
挑戦でございます…。

「グレイス&フランキー」ネトフリ100本チャレンジ#59

グレイス&フランキー Netflix
ゴールデンウイークということで
「どこかに連れてけ」という家族のプレッシャーを受けて
なんとか近場で済ますべく画策いたしておりました
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
まずは近所の自然公園的なところに
お弁当作って(ワタクシが製作いたします)
芝生にキャンプ貼ってアウトドア椅子を置き
デイキャンプ&チェアリング」をいたしました。
チェアリングって、景色のいいとこに椅子持ってって
座っているだけなのでございますが、
なかなか気分良く、コストパフォーマンスが高いので
田舎のビンボーなジジイには最適だと思いましたが
家族には評判悪うございました。
 
仕方ないので翌日は
ウオーキング」です。(歩くだけ!)
近所だとただの「徘徊」ですので
ドーンと上京いたしまして
秋葉原の駅から浅草まで歩く
「下町堪能GWあらん家大ウオーキング」を開催いたしました。
浅草橋の問屋街をふらつき、両国橋からスカイツリーをバックに記念撮影。
おかず横丁でランチをとり、かっぱ橋道具街見て
最後は浅草・雷門という「はとバス」もさながらのツアー。
 
「金もそんなかからないし、サイコーだあ!」
自画自賛しておりましたが、家族はただ「疲れた」と。
 
ならば「温泉行こう」とその翌日には
南柏天然温泉すみれ」に参りました。(愚妻が「運転したくない」と
ゴネるので電車で…)
GWなのでそこそこ混んでおりましたが、
なかなかリーズナブルな入泉料。(だと思うが相場がよくわからん)
さらにタオルやらジャージやらを持っていってレンタル料も減らして
安く温泉満喫という作戦でございました。
食堂の飯もササニシキで美味しかったし
あの噂のオロポ(オロナミンcポカリスエット大塚製薬ミックスドリンク)も飲んで
帰りには温泉の隣の安いと評判のスーパー「ロピア」で買い物し
家族も満足したようでありました。
 
なんとかオヤジの存在感を示したし、
もうしばらくは遊んで暮らせるかな…。
とほくそ笑むワタクシでありました。
 
ネトフリ100本完全チャレンジ59
「グレイス&フランキー」
2015~22年アメリカ (30分 7シリーズ 94話)
クリエイター・脚本 マルタ・カウフマン ハワード・J・モリス
脚本     ビル・フィネガン デビッド・ブーディンほか
監督     マルタ・カウフマン ケン・ウイッティンガム レベッカ・アッシャーほか
出演     ジェーン・フォンダ リリー・トムリン マーチン・シーン 
       サム・ウオーターストーン
 
悠々自適の落ち着いた引退生活を目の前にして
弁護士の夫たちに突然離婚を突きつけられ驚愕する二人の妻、グレイスとフランキー。
 
妻たちを尻目に夫たちはゲイをカミングアウトし、一緒に暮らし始める。
頑固でええカッコしいのグレイス(ジェーン・フォンダ)と
元ヒッピーで気分屋のフランキー(リリー・トムリン)は
反発し合い、子供たちや周りの人々を巻き込む騒動を繰り広げながらも
夫たちに裏切られた痛みを互いに癒しあうかけがいのないパートナーとなっていくー。
 
テレビシリーズではありますがキャストは超豪華。
ヘンリー・フォンダの娘にしてピーター・フォンダのお姉さん「ジュリア」「帰郷」のジェーン・フォンダ
ナッシュビル」リリー・トムリンの両主役に
旦那にあの「地獄の黙示録」のマーチン・シーン!!
(ワタクシの中ではテレンス・マリックの名作「バッドランズ(地獄の逃避行)」の!)
とサム・ウオーターストーン。(「ロー&オーダー」の、と言いたいがワタクシは見てないので良く知りません…)
みなさん見事にトシとっておりますが、スターの輝きを残しております。
 
そんな80過ぎのジーサンバーさんが大暴れするのが
このドラマであります。
金持ってるし、暇はあるし、やりたい放題で
起業したりマリファナやってラリったり、ミュージカルに出たり
彼氏作って恋愛したり(ベッドシーンまである!)
子供達も老い先短い親たちを止められないのであります。
(というか80過ぎのジェーン・フォンダを止められる人などこの世にはおりません)
もう最強と言っていいでしょう。
 
やはりこのドラマってアメリカのじーさんバーさんに夢を与えるために
作られているのだろうか?
人間歳をとったら悟りを開いて、後進に道を譲ってなどという思想は
全くありません。現代はもうそれでいいのでしょうか?
ジジイとしては考えさせられるドラマであります。
(まあ、30分のコメディ番組ですから、そんなに考え込む必要は
ないような気もいたしますが…)
 
いくつになってもアクティブに生きようとは感じましたが
ワタクシはこのドラマよりは地味な老後を送りたいと思います。
おわり。
 
追記1 リリー・トムリン(フランキー)のボーイフレンドのひとりに
    マイケル・マッキーンが出てまいります。
    「ベターコールソウル」の弁護士のジミーのお兄さん役を
     やった人です。「ベターコールソウル」の真面目そうな感じとは違う
    軽薄な元音楽プロデューサーみたいな役ですが、この人元々
    コメディアン兼ミュージシャンだったそうで、地はこちらの方が
    近いようです。
 
追記2 フランキーは元ヒッピーで、グレイトフルデッドとかニール・ヤングとかの
    ロックTシャツを着ていることが多く、「あれ、欲しい」と思うことが
    多かったです。ワタクシもクラシックロックTシャツの似合うジジイに
    なりたいです。
 
追記3 フランキーは(フランキーばっかりだな)マウンテンデュー
    ミスターピブなど、マイナーなソーダが好きな設定です。
    ミスターピブって懐かしいと思いました。
    あれってドクターペッパーとは違う飲み物なのでしょうか?

 

「ボクらを見る目」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#58

ボクらを見る目 Netflix
春だというのに家に篭り
ひたすらテレビ見ている阿覧澄史あらんすみしです。
ワタクシ的にはネトフリチャレンジを遂行するという使命感が
あるのでありますが、家人には理解されず
「仕事しろ」というプレッシャーが日増しにきつくなってきたので
目線を逸らすべく、
ワタクシ企画・プロデュースによる「鬼怒川一泊家族旅行」に
行ってまいりました。
(そんなことしてないで仕事しろともいう)
 
北千住から東武の特急に乗り、
新今市から蒸気機関車大樹号で鬼怒川温泉へ。
朝晩温泉入ってバイキングの夕朝食を食べ、
というリーズナブルかつ退屈しないスペシャルプランであります(自画自賛
 
SLは乗ってしまうとただの「遅い列車」にしか感じなかったり、
宿代ケチったので窓外は隣の壁しか見えず昼でも真っ暗な部屋だったり
という家族からのクレームもありましたが
概ねご満足いただけるツアーだったのではないでしょうか。(再び自画自賛
 
今回生まれて初めて東武ワールドスクエアにも行きました。
まあ、言ってみれば世界の名所旧跡の25分の1模型が並んでるだけで
ありますが、これがまたなかなか興味深いところでした。
1993年の開園から、大幅なリニューアルもなかったため
30年前の世界の観光地がそのままの状態?で残されている感じで
世界の旅に加えてタイムトリップもしている気分になれます。
 
特に5年ぐらい前に火事で焼けたノートルダム寺院首里城
焼ける前の姿を残しておりますし
何より9・11テロ前のワールドトレードセンターが
そのまま残っております。
素晴らしい。
設備投資に金かけなかったことが良かったみたい…。
 
とにかく家族も大満足の旅行であリました。
これによりワタクシは「家族のボクを見る目」をかわしたという、
そういうマクラでございました…。チャンチャン。(関連うす!)

東武ワールドスクエア ワールドトレードセンターのツインタワー

 
ネトフリ完全チャレンジ58 
「ボクらを見る目」When they see us
2019年 アメリカ(リミテッドシリーズ 4話)
脚本   ジュリアン・ブリーズ ロビン・スウィコード アッティカ・ロック
出演   ジャレル・ジェローム アサンティ・ブラック カリール・ハリス    
 
1989年4月19日の夕刻、
どういうわけかハーレムの黒人ティーンエイジャーたちが
浮かれてセントラルパークに集まって行くところからドラマが始まる。
若者たちは奇声をあげ、公園の通行人に絡み、暴力ふるったりして
その数を増していく。
祭りのような賑やかさに、わけも分からずついて行く若者もいるようだ。
(この行為は当時「ワイルディング」と呼ばれて、良識者の眉をひそめさせたと言う)
 
その異様な雰囲気に居合わせた人々は怯え、通報を受けた警官たちが現れる。
黒人の若いやつに警官は容赦しない。
有無を言わず追いかけ回し、ぶん殴り、逮捕する。
その中に、ただついてきただけの5人の少年がいる。
のちに「セントラルパーク・ファイブ」と呼ばれるレイプ事件の容疑者たちである。
 
警察は同夜に同じセントラルパーク起きた白人女性のレイプ事件を
この浮かれた黒人の少年たちの仕業であると断定、
未成年である5人を保護者の立ち合いなく事情聴取し
「いう通り話したら帰してやる」と長時間拘束、
虚偽の自白をさせ、事件をでっち上げる。
 
5人はその夜、公園に行ってしまったばかりに
その後、長い長い時間を事件に費やし、人生を狂わせてしまうことになる…。
 
 
なんか、つい力が入っていつもより丁寧に導入部のあらすじを
書いてしまいましたが
これはアメリカでは有名な事件のドラマ化だそうであります。
 
ほぼ全編手持ちのドキュメンタリータッチで
画面にリアリティと緊迫感があります。
特に警察が取り調べをでっち上げていく過程は
つい怒りがこみ上げ、自分だったらどうするかとか考えたり
時々見るのが辛くなって止めてしまうほどでありました。
製作者の「怒り」を感じます。血圧が上がります。(大丈夫か?)
 
 
それにしても警察をここまで悪く見せて大丈夫なのだろうかと
余計な心配してしまいます。
(実際のNY市警とか検察官とか怒るよな。フツー。)
明白な事実や証拠に対して検察も警察もあからさまに無頓着に描かれております。
89年当時の政治状況やら、黒人に対する人種的偏見とかも
あったにしてもひでーなと思うくらいであります。
 
特に捜査の指揮を取るフェアスタイン検事はあからさまに悪役に描かれていて
都合が悪くなると「被害者は死と戦ってるとこだ」と
真実の追求とカンケーないこと言ってごまかしてばかりいます。
(この検事役の女優さんが娘を大学に裏口入学させようとしてリアルに
捕まったフェシリティ・ハフマンだったりする…)
 
まあ言うなれば日本でもよくある冤罪事件なのでありますが
ジジイがコーフンして血圧が上がるくらいよく出来ておりました。
 
しかし、監督の語りたいフォーカスは他のことにあるようです。
普通の話なら前後編もしくは2夜連続ぐらいで収まるであろうこの話が
4話ものボリュームがあるのは
事件によって狂わされた若者たちの人生を描きたかったのでありましょう。
ネタバレになるやもしれませんが、判決後の若者たちの人生が
結構長い時間描かれておるからであります。
そして何の救いもなく終わるかと思われた頃、事件が展開を見せると言う構成は
見るのが辛いとこがあった分なかなか感動的でありました。
 
仕事に疲れて帰ってきたウイークデーに見るのは辛いけど
体力があり暇なGWとかにまとめて見るにはおすすめの作品です。
 
今回なかなか政治的なブログでしたね。え?こんなの政治的に入らない?
…失礼いたしました。次回「グレイス&フランキー」予定です。
 
追記1 トランプって本当にやなやつだなと思いつつ、でもホント嫌われてるんだなと
    感じました。
 
追記2 主人公の一人の継母役で「オレンジイズニューブラック」の「ダヤ」こと
    ダーシャ・ボランコが出てきて主人公をいい味でいじめます。懐かしかったです。

 

「Titans/タイタンズ」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#57

Titans/タイタンズ Netflix
最近また子供の授業参観があったので
パーマ屋で髪を染めたら赤っぽくて
インチキな不動産屋のオヤジみたいになってしまった阿覧澄史あらんすみしです。
(or 年寄りなのに若作りなスナックのマスターにも見える)
 
今回は「Titans /タイタンズ」。
アメコミ原作のテレビシリーズであります。
インチキな不動産屋のオヤジは絶対見ないであろうジャンル…。
(というかワタクシもネトフリチャレンジじゃなきゃ見ないし)
 
どういう話かというと
タイタンズというのはバットマンの舎弟ロビンが作った
スーパーヒーローの助手グループで
なんかよくわからないコスチュームの男女が
寄ってたかって悪者をやっつける話です。
 (雑な説明…)
 
ドラマ中、バットマンやスーパーマンは話では出てきますが
実際には姿を見せません。
バットマンは変身前?の大富豪ブルース・ウエイン姿では登場)
スパイダーマンとかハルクとかも出てくるかと思いましたが
このドラマは「DC」原作で、スパイダーマンとかは「マーベル」のシリーズ
なのだそうです。
ワタクシ、恥ずかしながら今まで「DC」と「マーベル」を
ごっちゃに考えておリました。
そうだったのかー。
齢60にして初めてアメコミを知った…。
 
 
「Titans タイタンズ」2018~2023年アメリカ(ワーナーtv)
制作総指揮 グレッグ・バーランティ、ジェフ・ジョンズ、アキバ・ゴールズマン
監督 ボリス・モジョフスキー、ニック・コーパスほか
出演 ブレントン・スウェイツ、ティーガン・クロフト、アナ・ジョップ
(4シーズン 48話)
 
ダークナイト」以来、アメコミヒーロー物も
ダークな世界観になっているようで(ほとんどアメコミもの見たことないので
知ったかぶりで書いておりますが)
この「タイタンズ」も呑気に悪人タコ殴りするだけでなく
暴力を行使するヒーローの倫理の問題提起したりして
単なる陽気な勧善懲悪ものではなくなっておる様です。
 
ロビンをはじめとするヒーローの助手たちは
アイデンティティに悩んだり、いいようにヒーローに
使われている不満を訴えたり、
隙さえあれば苦悩したり闇落ちしだすので、
なかなか話は進まず悪人退治に苦戦する
というのがワタクシのこのドラマの印象でありました。
 
なんだか子供だましのヒーロー漫画に
無理やり深みをつけようとしているような…。
 
大体設定自体が嘘くさく(漫画なんだから仕方ないけど)
悪人やっつけるのもご都合主義な設定で
ヒーローたちの苦悩ももはや薄っぺらくて
ワタクシはこんなの大金かけて作っちゃいかんと思うのでありますが
儲かるんでありましょうか?
役者とか文句言わずにやってるのだろうか?
レイブンが監督に
「ここで私が泣くのは、どういう意味があるんですか?」
とか聞かれてカントクが困る、みたいなことはなかったのか?
「うーん。ボクにもわかんない。後で制作総指揮に聞いておくから
とにかく台本どおりにやって」なんて答えてるんじゃないのか?
タイタンズ」をみながらワタクシの妄想は膨らむばかりでありました…。
 
ーここまで書いてきてちょっと不安になってきたぞ。
これはひょっとして場違いなジジイが
古い価値観で見たアメコミヒーロードラマに
不当な評価をしているのでありましょうか?
 こんだけアメコミ・ヒーローものが
テレビ・映画ギョーカイに蔓延っているのは
このジャンルを面白いと思っているファンがいるからだと思うのですが
そのファンは「タイタンズ」についてどーいう評価をしているのかが
気になってまいりました。
 そういうわけで、ここでちょっとファンの「タイタンズ」への評価を
調べてみました。(なんて気の小さいジジイだ!)
 
<アメコミ好きなファンの「タイタンズ」へのコメント(抜粋)>
「なんか前シーズンまでそんなにって感じだったけどファイナルシーズンめっちゃたのしかった」
「アーバンレジェンズの原作通りだとしてポリコレやダイバーシティを受け入れる意義はわかりますけど、ドラマにその表現必要ないのでは?ってところまでぶっ込むのを見せられるとホント冷めるし面白さを削いでる」
          (阿覧注・???意味わからない。けど、いまいちだったってこと?)
「いろいろ詰め込んでてガチャガチャしてた感じだけど見応えあった。」
バットマンにやたらあたりがきつい。その割に、、、で、ロビンが嫌いになった。何だか生々しい男女関係話多過ぎ。そこはそんなにいらない。ヒーローものなのに鬱々とした人間群像を見てるみたいだった。DCヒーロー好きなのになぁ、、、」
「なんだろう、驚異的なパワーを持つ異星人と生身の人間が互角ってところが謎過ぎて。
世界観は好きなんだけどなー、最後にして雑な作りだけが残った」
 
これはつまり、ワタクシの言ってることもあながち的外れじゃないって
ことでありましょうか…。
え?違う?
 
そういうわけで「タイタンズ」、
皆様もご自分で見られて評価をご教示いただけると幸いでございます。
(お、なんとか締まったか。)
ネトフリチャレンジ続きます。次回問題作「ボクらを見る目」予定です。
 
蛇足 「スターファイアー」はドラマの中では明らかに「ブラックファイアー」のお姉さんぽいのですが、日本語字幕では時々「妹」になったりして、どっちだかはっきりしません。
これはsisterの誤訳なのでしょうか?誰か教えてください。(まあ、どうでもいいか…)
 

「ピーキーブラインダーズ」ネトフリ100本チャレンジ#56

ピーキーブラインダーズ Netflix
日本プロ野球も開幕し、いよいよ球春到来であります。
…最近野球人気も凋落の一途を辿り、「球春」なんて言葉
めっきり聞かなくなってしまったような気も致しますが
長年ベイスターズファンを続けている阿覧澄史あらんすみしです。
小学生の頃、ワタクシの地元だった川崎をフランチャイズにしていた
大洋ホエールズを応援し始めてからはや50年(半世紀だよ!)。
その間ほとんど負け続け、優勝したのはたったの一回?!
それでもなお応援し続けるバカっぷりは
ワタクシの人生を象徴しておるのかも知れません。
クー。
その上ついに今年スカパープロ野球パックに加入してしまい
ベイスターズ全試合のフォローを目論んでおります。
もう、ネトフリチャレンジどころじゃないかも…。
 
ネトフリチャレンジ56
ピーキーブラインダーズ」
2013年〜2022年 英
監督 アンソニー・バーン トム・ハーパー ほか
出演 キリアン・マーフィー ポール・アンダーソン 
   ヘレン・マックローリー トム・ハーディ
(6シーズン 36話)
 
工場の火花が飛び散り、共産主義者がストを煽動する煤けたスラム街で
シェルビー兄弟を中心としたギャング「ピーキーブラインダーズ」が
対立するギャングと縄張りを巡って血みどろの抗争を繰り返し、
ロンドンから派遣された悪徳警官と対決するー。
 
ボスのトーマス・シェルビーを熱演しております。
 
何しろ映像がスタイリッシュ
時代設定や衣装に雰囲気があり
なおかつ一筋縄ではいかない意外性のあるプロットで
役者も揃って納得の演技をしております。
ユダヤのボス役、トム・ハーディが楽しそう)
 
そういうわけでワタクシ、1シリーズ、2シリーズと
満足して見続けてまいりました。
しかし物語が進み、組織が大きくなりボスが偉くなってきますと
どうしても活劇が少なくなり、人間ドラマや内面の葛藤が
メインになってまいります。
これは仕方がないのでありますが
主人公トミー・シェルビーの「心象風景」が続いて
わけのわからんイメージを延々繰り返すという表現は
やや退屈であります。
 
洋の東西問わず、映像クリエイターたるもの
隙さえあらばみんなコレをやろうとするんだよなー。
(どんな娯楽映画でも)
作家性」とか言って。
 
ファシズムが台頭する時代、血みどろの半生を送ってきたトミーが
岐路に立って苦悩する」みたいな話もありだとは思うのですが、
ワタクシ的にはできれば前半の活劇のイメージを持続して
作って欲しかったなと思う次第でありました。
 
余談
このシリーズ、近来稀に見るほど登場人物がタバコを吸うシーンがたくさんあって
(特にキリアン・マーフィがずーっと吸っている)
もうそれはうっとうしいほどで、
いまだにかなりのヘビースモーカーであるワタクシが
気持ち悪くなるぐらいであります。
逆にタバコ吸いたくなくなる効果があるのかなと思ってしまいました。
 
というわけで第56弾「ピーキーブラインダーズ」でした。
次回初マーベル「Titans タイタンズ」に突入致します。
がんばれベイスターズ!今年こそ優勝だ!(失礼しました。)
 

「D.⭐︎P. ー脱走兵追跡官」ネトフリ100本チャレンジ#55

DP 脱走兵追跡官 Netflix
皆様いかがお過ごしでしょうか。
還暦を過ぎ気力体力共に控えめな阿覧澄史あらんすみしでございます。
当ブログも3年目に突入し、ネトフリチャレンジに気合を入れて
取り組んでいかなくてはと固く心に誓っておったのですが、
どうもチャレンジ課題を見る気にならず、ブログが遅々として進まぬ
今日この頃でございました。
 
「季節はもう春。人間は自由に生きるべきだし、
世の中には楽しいことがたくさんあるし、見てない映画もたくさんある。
ネトフリにも面白そうな作品がたくさん並んでる。
なのになんでオレはこういったよーなものばかり見なくてはいけないんだ。
人生は短い(特にじじいには)。自由博愛平等。戦争反対!」
などと渋茶を飲みながらひとりごち。
ようやくネトフリのボタンを押すのですが
ついチャレンジに関係ないものを見てしまうという日々を
繰り返しておりました。
 
最近見たのは
プルートゥ」(アニメ全8話・鉄腕アトムのリメイク)
「スタンドバイミー」(映画・再見 子供主人公ものの名作!)
「グリーンブック」(映画 黒人ミュージシャンと白人運転手の友情もの)
「この世界の(さらに一つの)片隅に」(映画・アニメ ディレクターカット版)
戦場のメリークリスマス」(映画・再見 今見ても奇跡のような企画)
キャストアウェイ」(映画 トムハンクスの漂流もの)
ジーサンズ 初めての強盗」(映画 じじいが銀行を襲うハナシ)
「ブルージャイアント」(映画・アニメ 上原ひろみの音楽が良い)
マンガと古い映画ばっかり見てんじゃん!
 
これだけならまだ取り返しはつく(?)のでありますが
つい「グッドドクター・名医の条件」第1話を見てしまい
勢いで5シーズン全部(6シーズン目はネトフリでやってなかった)
見るという暴挙に出てしまったのであります。
(最初は面白かったけど、後の方は惰性で見ていた気がする…)
その後医者ものツナガリで「ドクターハウス」(全177話)見始めそうになったのを
どうにか堪え、今日に至る次第です…。
 
ネトフリチャレンジ55
「D.☆P. ー脱走兵追跡官ー」
2021年 韓国
原作・脚本 キム・ポトン
監督・脚本 ハン・ジュニ
出演    チョン・ヘイン ク・ギョファン キム・ソンギュ
(2シーズン 12話)
 
徴兵され入隊したアン・ジュノは普通の兵士から、
スカウトされて脱走兵追跡の部署(DP)に配置される。
そこで見たのは、普通の若者たちが閉鎖された軍隊の中で
いじめにあったり、差別されたり、
もがき苦しむ姿であったー。
 
韓国に徴兵制度があることは知っておりましたが
どう言うものなのか具体的に見たことがなくて
こういったドラマで見れて興味深うございました。
つい日本にもあって、自分だったらどうするかとか考えながら見てしまいます。
「もうじじいだから徴兵はされないだろうけど、
若い時だったらどうだろう?やっぱり軍隊は無理かなー。
徴兵拒否とかできるだろうか?」とか…。
 
この作品では、軍隊に適合できず逃亡した若者や
軍の中でのいじめ問題、ジェンダー問題、
北とのこととか出て参ります。
現実的にある軍隊内部の問題を提起しつつ
脱走兵探しのコミカルなバディもの探偵ドラマにするという
企画意図は意欲的で面白うございます。
 
難を言うと、エピソードが
「さもありなん」と思っていたことでしかなく
(昔の日本の戦争ものの映画やテレビで
見たことあるようなシチュエーションが多い気がした)
想像を超えるような現代の軍隊のリアリティのようなものは
出てこず、ちょっと肩透かしかなというところでしょうか。
 
そういうわけで、紆余曲折ありましたが
チャレンジ50本めの「今、私たちの学校は…」から
6本連続で韓流ドラマと言う試練をなんとかこなすことができました。
なんだか韓国に詳しくなったような気がいたします。
(韓国人はインスタントラーメンが好き、とかね。)
次回、ようやく洋物ドラマ「ピーキーブラインダーズ」であります。

「マイネーム 偽りと復讐 」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#54

マイネーム 偽りと復讐 Netflix
阿覧澄史あらんすみしです。最近一番面白かったことは
リッチー・ブラックモア(*1)はABBAのファンだった!」
というネット記事でしょうか。
 若い人にはなんのこっちゃ判らんと思いますが
かつての(今も?)カリスマハードロックギタリストが
「当時ABBAが好きなんてかっこ悪くて言えなかった」
とインタビューで答えています。
もうトシとって
どうでもよくなってきたのでありましょう。
 
ワタクシも若かりし日はゴリゴリのロックファンで
ABBAとかディスコものとかフォーク、歌謡曲
バカにしておりましたが
ホントは隠れて中島みゆき聴いて
メソメソしたりもしていたものです(*2)。
 
今や音楽にはなんのこだわりもなく、まとめて「懐メロ」ですけどね。
 
(なお今回「なんのこっちゃわからん人」向けに「注釈」も入れております。
 読まなくても支障はありませんが…。)
 
ネトフリチャレンジ54
「マイネーム 偽りと復讐」
(2021年 韓国 1シーズン 8話)
脚本 キム・バダ
監督 キム・ジンミン
出演 ハン・ソヒ アン・ボヒョン
 
<あらすじ>
父親が「ヤクザもの」だと学校でいじめにあっている女子高生ユン・ジウ。
しかしその父親が殺された時、ジウは復讐を誓うー。
父親の親友である犯罪組織のボスの後ろ盾を受け、名前を変え、
過酷な訓練を受け、父の仇のいる警察へと潜入するジウであったー
 
 
主役の子(ハン・ソヒ)が頑張っています。アクションも
スケバン刑事南野陽子(*3)とは比べ物にならない激しさです。
(なにとくらべてるんだ?)
他の役者もよく、カメラワークも、カット割りも頑張ってます。
スタッフ、キャストともやる気と熱量を感じました。
 
 ただ、残念ながらお話がイマイチかなと言う気がいたしました。
最初にして最大のモンダイなのが
「主人公が命がけの復讐をするほど、父親に対して思い入れが
あるように見えない」というところ。もうちょっと親子の「愛憎」
の効果的な描写があるとよかったような気がいたします。
 そして「虎の穴」(*4)のような犯罪組織のジム。
主人公が「強くなりたい」と男に混じって修行するという設定が
マンガすぎて、「お前はタイガーマスクか!」とTVに向かって
ついツッコミを入れてしまいました。
 それとネタバレになるので誰とは言えませんが、主要キャラクター
がケンカ強すぎて、格闘ゲームのボスキャラみたいになってるのが
笑ってしまいました。
娯楽アクションものなのでデフォルメも致し方なしとは思いますが
もう少しリアリティがあるとよかったのになあと思う次第であります。
 
 
次回は「D☆P ー脱走兵追跡官ー」。ついに6本連続で韓流です…(苦笑)。
 
<注釈>
*1 リッチー・ブラックモア  ディープパープル、レインボーのギタリスト。ハードロックの
              原型を作ったと言われる。
 
*2 中島みゆき聴いてメソメソ 特に「霧に走る」聴くと思い出が蘇り今でも泣きそうになる
 
*3 スケバン刑事       あるアクションVシネの現場で、主役の女の子のアクションが
              あまりにもヘナヘナでカメラマンが「お前はミナミノヨーコか!」
              と怒ったらしい。
 
*4虎の穴         「タイガーマスク」に出てくる悪役レスラー養成機関。ライオンと
              戦わせられたりする恐ろしいところ。