配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

ネトフリ100本チャレンジ #1 「愛の不時着」 

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<「愛の不時着」1日目>
家人が寝静まった深夜0時。
ワタクシの無謀とも思えるチャレンジがついに幕を開けましたー。
震える手で(アル中ではない)TVスティックを挿し、電源オン。
netflixに画面を移して、番組を選びます。
えーとランキング1位はなんだっけ?
 
1位 「愛の不時着」(全16話)
  2019年韓国 監督イ・ジョンヒョ 脚本パク・ジウン
        ヒョンビン ソン・イェジン キム・ジョンヒョン
 
アイタタ。いきなり韓流連続ドラマか…。
最近は「愛の不時着展」なる展覧会まで行われている大人気ドラマだそうな。
ワタクシ正直韓流は苦手でありまして、「冬のソナタ」もちょっとだけ見てギブアップした
過去があります。
しかしもうnetflixも契約しちゃったし、後戻りはできません。
男らしくバンとリモコンを叩き(機械は大切に)、第1話から見始めました。
 
韓国の財閥の娘であるアパレル会社の女社長がパラグライダーに乗ったら
突然竜巻に巻き込まれて38度線を越え、北朝鮮に墜落。
国境警備隊のイケメン隊長に出会ってー
 
うっ。やっぱりオヤジに韓流はキツいです。
このドラマの最大の売り、というか大前提である「美しいラブストーリー」に
あんまり興味がないのですから…。
 
それでも我慢して2話、3話と見続けていくうちに
イケメン隊長の復讐劇やら、隠れ韓流ドラマファンの隊員やら
ヒロインのライバル(絵に描いたようなタカビーなお嬢様!)や
やっぱりイケメンの詐欺師などのサブメインキャラが出てきて
サブストーリーを繰り広げてきて面白くなってきました。
言葉がわかれば、村の人々のセリフも北朝鮮訛りにしてるらしいから
もっと面白いんだろうなと思います。
 
頑張って3話まで見ましたが、限界です。
今日はこの辺でおひらきっていうことで…(寅さんか!)
 
<「愛の不時着」2日目>
翌朝、妻と子供を送り出して早速スイッチオン。
「愛の不時着」第4話からであります。
まさか自分が朝から韓流ドラマを見るようになるとは…。
 
第4話は話がひと段落したツナギ回でしたが5話、6話で再びヒロイン・ユンセリを
南に返すため、イケメン・リジョンヒョクが奮闘、銃撃のあるカーアクションまで
繰り広げられます。
正直いろいろ疑問が残るのですが、エンターティメントなので気にしないでみたほうが
いいです。(ただ一つ、韓国では「しゃべる炊飯器」が流行してたのか?ということが
すごく気になりましたが…。)
 
昼飯はカップ麺で簡単に済ませ
7話、8話と続けさまに観賞。
ヒロインはなかなか南には帰れず、二人の恋に障害が次々と現れ
恋愛ドラマ王道の展開が繰り広げられます。
「ああ、もうダメか」と見るものが思ったその瞬間、恋人が颯爽と現れる
といったようなファンタジーが頻繁に繰り返され、
ラブシーンは抱き合う二人の周りをカメラが「これでもか!」とばかりに
グルグルグルグルまわり、
スイスの美しい湖の思い出が執拗にインサートされー。
 
ずーっと見続けていたら、もうこっちがグルグルしてしまいました。
…いやこれはディスってるわけじゃないっすよ。
スタッフキャスト一丸となって、やるべき仕事やってるんで
刺さるべき層には刺さってるだろうと思います。
 
子供を保育所に迎えに行き、夕食食べても見続け
9話で話は一応の決着がつきました。
あとはエピローグだろうとのんびり10話を見ていて
「あ、これ全16話だっけ」とハタと気付きガクゼン。
 
…完全に南に戻ったらエンディングだと勘違いしていた。
だってフツー目的を達したらドラマは終わりじゃない?
 
ちょっとショックだったのでこの日は終了としました。
 
 
<「愛の不時着」3日目>
野暮用があり、朝から外出していたので
夕方から「愛の不時着」11話を見始めました。
38度線を越えたからってストーリーは終わりではなく、第2部の始まりである。
そう、テーマは「ユンセリとリジョンヒョンの恋の行方」なのです。
 
ゴキブリのようにしぶとい悪役チョン少佐(韓国の中尾彬羽場裕一?)が
トンネル通って韓国にやってくる強引な展開。
何度も言うようですが、エンターティメントなので気にしないで見ましょう。
 
主人公たちはソウルに移動しているのでどう考えてもハナシ的には不要なのに
北の軍人村のおばちゃんたちが出続けているのは
スタッフがやりたかったのか、視聴者に好評だったのか。
確かにおばちゃんたち、ベタで面白いです。
 
それに引き換えソウルの主人公たちはダラダラしてて
なんだか目的を忘れて遊んじゃってるし
リジョンヒョンなんかオンラインゲームにハマってるし
(きっと北朝鮮の軍人に、ソウルの流行ファッション着せたり
こんなことしたら面白いということをウケを狙って次々やらせたんだろう
と思います)
北の精悍な軍人も南に来るとなんか野暮ったく見えるし
やっぱり9話ぐらいで終わったほうが良かったんじゃないかと思いました。
(韓国ではソウル編あたりから視聴率が上がったそうですが…。)
 
13話では本物のチェ・ジウが登場して、「天国の階段」のパロディ的なことを
やってたらしいですが、「天国の階段」見たことないから、
見ても何がパロディなのかわかりませんでした…。
(ネットで調べるとき、つい「天国への階段」を調べてしまい、
レッドツェペリンしか
出てこなくて困ったぐらいの認識だったので…)
 
夜が白み始める頃、ようやく「愛の不時着」見終わりました。
なんだかんだ言って、見終わったらユンセリロスな気持ちになったので
続編できたら見てしまうかもしれません。