配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「全裸監督」その② ネトフリ100本チャレンジ#5

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ランドセルはすみれ色
娘の小学校の入学式があり、家では朝から大騒ぎでありました。
「記念に写真撮るから8時半までには行く」とか
「飯早く食え」とか妻が早朝から騒いでおり
まだ眠い娘はグズグズと起きず、怒られて泣いたりしておりました。
 
妻は自分が入学するわけでもないのに
なぜか極度に緊張しており、
ワタクシにはさっぱり意味がわかりませんが
触らぬ神になんとやらなので遠巻きに見ておりました。
 
そのうちに娘の一張羅のワンピースに合わせる
タイツが見つからないと騒ぎ出し
家中あげてのタイツ大捜索が始まりました。
 
ワタクシ、つい「そんなもん複数買っておけ」と
不用意に言ってしまい
阿鼻叫喚の騒ぎへと発展してしまいました。(70%ぐらい誇張)
 
結局タイツは見つからず、あきらめて家を出るところで
バーバ(義母)が洗濯カゴの中からタイツを発見。
どうも妻が間違えて履いていたことが発覚しました。
「私が履いてたってこと?ごめん」
と妻は笑って誤魔化しておりましたが
娘とワタクシは妻を白い目で見るのでした。
 
そんなことがありつつ
親子で小学校まで歩いていきます。
娘は真新しいすみれ色のランドセルを背に
(下手するとランドセルの方がデカいが)
元気に歩いております。
ちらほら通っていく新一年生たちのランドセルは
カラフルです。
男は黒、女は赤なんて
前世紀の話になっておりました。
 
入学式の方は何事もなく(当たり前だ)終了。
妻はようやくほっとした様子で
「いやー緊張したー」とのたまう。
 
って、アンタ何もしてないじゃん。
 
今日もなんのブログだかよくわからなくなっておりますが
阿覧澄史のネトフリ100本チャレンジです。
 
さて、例によって家人が寝静まった深夜
「全裸監督」の4話から再開です。
 
本格的にAV撮影に乗り出した村西たちは
映画の約束事を無視したアナーキーな撮影を繰り広げていきます。
裸のままロケセットを飛び出して撮影したり
だだっ広い野球グラウンドで濡れ場をやったり
アダルトビデオなのに意味なく発砲や爆破やったりします
そして村西自らが男優役となり「全裸監督」になっていくのでしたー
 
作っているものはしょーもないものでも
その情熱とパワー、
常識や既成概念を破っていく姿はある種の痛快さがあります。
 
そして昭和の仇花であったアダルトビデオと
主人公・村西をバブル時代の狂乱の象徴として見せ、
天皇崩御・小渕長官の「平成」のニュースのインサートによって
この作品を昭和の鎮魂歌(レクイエム)にまで昇華させていると言ったら
過言でありましょうか?
 
こういう時代もあったなと
最後はちょっとしみじみしてしまいました。
 
 
追記 
そういえば天皇崩御の日
ワタクシはレンタルビデオ屋でバイトしてました。
テレビから娯楽番組が消えて、
ビデオ屋は死ぬほど忙しかったのを思い出しました。