配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「YOU 君がすべて」その① ネトフリ100本チャレンジ#6

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YOU 君がすべて
中学の時からの友人セーちゃんからショートメールがきました。
英語の文面だったので
「あらあ、Lineのアカウントのっとりみたいなことで
セーちゃん名前使われてる?最近迷惑メール多いな」
と思って削除しときました。
 
後日セーちゃんと電話で話したときに
そのことを言ったら、そのショートメール最近流行のSNS
「Clubhouse」の招待だったそうです。
 
せっかくなので登録してみましたが
システムがいまいち飲み込めない(英語表記なので)。
いろいろ検索して調べてみると
「音声だけのSNS」で
「room(会話をするための部屋)を立ち上げて発信する」
「既に開設されているroomに入室し、会話を聞いて楽しむ
挙手してスピーカーとして参加する」
というものだそうです。
 
もう流行も終わり廃れているという声もありますが
みなさまご存知でした?コレ。
 
今回の「YOU 君がすべて」は
「clubhouse」の見も知らぬ人のroomに入って
発言もせず、愚にもつかぬ話を聞いてるような気分に
させられるドラマでありました。
 
 
ネットフリックスオリジナルドラマ ランキング7位
 
「YOU 君がすべて」 (2シーズン)
    2018年 アメリカ ワーナーホライズン
制作総指揮・脚本 グレッグ・バーランディ/セラ・ギャンブル
 ベン・バッシリー エリザベス・ライル
 
 
(1日目)
平日深夜。
どんなドラマなのかの予備知識もないまま
センベイ片手に見始めてみました。
 
ほう、ワーナーホライズン制作とな。
 
小説原作ものか。
 
この情景はニューヨーク?
 
本屋の店員のモノローグで始まって、女を勿体つけて撮ってる…。
演出はサスペンスっぽいけど、ダン・ブラウンをディスったりしてるので
ポップカルチャー詰め込み方式のNYラブコメディ?
 
お、こいつやっぱりストーカーか。
主人公らしき人物も、ヒロインらしき女も、
出てくるキャラがみんな嫌なヤツだなー。
 
 
あ、殺した!?
 
コメディではなさそうだ…。
 
 
以上が第1話感想でした。
 
全然わからん?そうでしょう。
みててもどういう心構えで見たらいいのか
さっぱりわからない。
 
続いて第2話。
 
出てくる人物がみんなヤナやつ。
製作者(原作者?)がNYセレブリティをよっぽど嫌いなのか
恨みがあるのか
苦笑な感じのコメディと化している。
 
今度はこいつを殺すのかな?
 
あ、燃やした!?
 
なんなんだこのドラマ。
 
 
基本的にはサイコスリラー。
しかしサスペンスな展開にはあまり行かず
クソストーカーにして連続殺人犯の主人公ジョーと
ええかっこしいだが実態ビッチのヒロイン、ベックの
恋愛の機微を追ったりしてる。
 
見ていると、ジョーがベックの気を引くために
あまりに一所懸命だったりして
ラブシーンで時々騙されてホロリとしてしまうが
みなさん、忘れないでください。
こいつはシリアルキラーですよー。
 
あとでネットの感想とか拾ってみると
「なんだか憎めない」とか書いてあったが
そういうレベルではない。
 
登場人物がみんな嫌なヤツなので
誰が殺されても痛みはないのですが
気分は悪いなあと思います。
今日はもうヤメ。
 
(2日目)
土曜夕方。
ベイスターズはまた負け コロナは収まる気配なく
収入は限りなく低く 娘はぜんぜん言うこと聞かず
ブログは見てもらえす 体はあちこちガタがきております。
みんなオレが悪いんだあ!
 
などと限りなくテンションが落ちておりました。
しかし、少なくともコロナやベイスターズの敗戦は
ワタクシのせいではないので
気を取り直して見ましょう。
 
「YOU 君がすべて」第4話から。
 
 
ディケンズまつりやってる。
なぜアメリカで?
 
・ニューキャラも出てくるが、コレまたやなヤツら。
子供までも性格悪い…。
 
しかし、キャラが性格悪かったり、バカだったりするのは
ある意味リアルで、形骸化したドラマにない新しさなのかなとも思えてきました。
 
モラリティに演出を縛られていないとも。
 
そこがこのドラマの人気につながっているのでしょうか。
 
ーいや、待て待て。それでも人殺しがリア充な人生を送っちゃいかんよ。
ジョーとベックが上手く行き始めて、感動BGMが流れてるのを見つつ
いろいろ考えます。
 
だが
正直この人たちに感情移入できない。
見続けるのはワタクシにはしんどく、
この日は7話まで見て終了しました。
 
(3日目)
日曜日。
ワタクシが弁当を作って家族で公園へ。
天気もいいし、おにぎりもきゅうりのハム巻きも美味しい。
なんだかんだ言っても病気もせずに衣食住はことたり、
コロナももうすぐワクチン行き渡るだろうなどと
昨日とうって変わったハイテンションになっておりました。
ベイスターズは今日も負けたけどね)
 
じゃあ、昨日の続き8話から見ちゃおうかしら。(軽い)
 
出た!!
NY派ラブコメのマストアイテム。
人殺しがセラピーで心癒してどうすんだよ。
責任感のない殺人鬼め。
 
そして物語は佳境に入っていきますので
シーズン1に関してもう多くは語れません。
ヘンタイ野郎はやっぱりヘンタイだとだけ
申しておきましょう。
 
しかし、このセレブリティに対する限りない憎悪はなんなのか?
アメリカ人の多くはセレブの暮らしを嫌いだから
悪く描いた方が人気出るのか?
ジョーがスマホSNSを駆使して、セレブのすべてを盗み見ているのが
アメリカ人には快感なのだろうか。
(その2につづく)