配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「YOU 君がすべて」その② ネトフリ100本チャレンジ#6

東京などにまた非常事態宣言が出るとか
新型コロナの猛威は収まらず
役場にはおじいさんおばあさんが押しかけて大変なことに
なっている今日この頃ですが
相変わらずネトフリ見て、子供の世話して
のんべんだらりん生きている阿覧です。
(しかし妻の怒りゲージが明らかにマックスに近づいていて
ちょっと怯えている…)
 
 
さてチャレンジ第6弾「YOU 君がすべて」2シーズン目であります。
 
1シーズンの終わりで話に決着がつき
もはや語るべきことなどない気もしますが
2シーズン目は主人公ジョーがNYからLAへ逃亡、
シリアルキラーLAへ行く」といった風情で始まります。
 
(シーズン2の内容の説明って難しい。
シーズン1の結果があってシーズン2だから
状況を説明しただけでシーズン1のネタバレになってしまうし…)
 
えー、先に言ってしまうと
シーズン2は割と面白かったけれど
続編としての面白さではなく
別のドラマとして面白かったと言うことでしょうか。
 
なんだかダラダラしたまま話が続いて行って
若干見てるのが辛い回もあったが
スト2話のドトウの展開とどんでん返しは
久しぶりに「あっ!」と言って驚いてしまいました。
前作が「サイココメディ」だとしたら(なんだそりゃ)
シーズン2は「巻き込まれサイコスリラーコメディ」であります。
 
前シリーズでは自分の行動にまるでためらいのなかったジョーが
今回は割と今までの反省を踏まえて自制気味で
簡単にストーカーしたり、殺したりはしません。
しかし自制すればトラブルは向こうからやってくるのは世の常で
巻き込まれ型のシリアルキラーと化しているのです。
 
そして前作では制作者がNYセレブによっぽど恨みがあったのかと
思うほど、悪意のあるアイロニカルな描かれ方をしておりましたが
今回のLAセレブはもっと酷くなっていて
ジョーのサイコさが可愛く見えるほどサイコなやつばっかり。
チャンドラーの小説やコーエン兄弟の「ビッグリボウスキー」に出てくるような
イカれた西海岸のヒッピー崩れ金持ちばかりであります。
 
何しろ主要登場人物であるラブの双子の弟フォーティ(双子にフォーティとラブって
名前をつけるような奴らです。親は)などは
ジョーに「オールドスポート(親友)」なんて呼びかけるのでびっくりです。
 
華麗なるギャツビー」のレッドフォード(もしくはディカプリオ)以外で
「オールドスポート」なんて呼びかけるヒト初めて見たぞ。
ほんとに言うんだー。(ドラマだけど)
 
そして同性婚・デートアプリ(フリンガー)・コンブチャ紅茶キノコのこと!)など
LAセレブ風俗がしょーもなくて面白かったです。
 
詳細は描けないので曖昧にいうと
シーズン1が「エイリアン」としたら
シーズン2は「エイリアン2」です。
(サイコが大挙して押し寄せてきて、キャッチフレーズは「今度は戦争だ!」みたいな。)
 
 
シーズン3は「アダムスファミリー」みたいに「家族全員サイコ」になるのだろうか?
あーこれ以上は書きたいけど書けない。
 
(この項終わり)