配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ダイナスティ」ネトフリ100本チャレンジ 19 その① 

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ダイナスティ Netflix
ご無沙汰いたしております…。
最後にブログをアップしたのは夏のこと、でありました…。
 
あれから私は生活の糧を得るため家族のもとを離れて東京に出稼ぎに。
父ちゃんは必死に働いておりました。
おーい田舎のみんな元気か?
春には東京ばな奈買って帰るからなー
とすっかり出稼ぎオヤジの気分になって涙ぐむ毎日でした。
(ま帰ろうと思えば帰れない距離ではないですが朝が早い仕事だったので
東京でしばらくホテル暮らししておりました。今はホテルが安いので…。)
 
そういうわけで呑気に東京暮らしをしてたのですが
出稼ぎ中に懸命に働きすぎたのか、長引く自粛生活に
体が衰えているのか、数年ぶりに風邪ひいてしまいました。
「今熱でたら大変だ」と思っていたのに発熱して
すわコロナ?と慌てて抗原検査したり、PCR検査したりしましたが
単なる風邪でありました。
宿舎で2、3日熱出してうなったりしておりました。
 
つまり忙しく過ごしておって、なかなかネトフリチャレンジに
戻れずにおったのであります。
 
イントロが長くなりましたが「ダイナスティ」であります。
 
リメイクでありまして、オリジナルは81年に始まり、当時アメリカで
大人気だったそうであります。
日本ではそれほど話題にならなかったようですが…。
同時期にアメリカで人気だった「ダラス」もテレ朝が鳴り物入りで宣伝してたのに
そこそこだったように記憶しております。
 
あの頃、私が好きだった海外ドラマは
ジェームス・ガーナーの「ロックフォード氏の事件メモ」
名古屋章の吹き替えが情けない中年男感が出ていてよかった)
ロバート”冷血”ブレイクの「刑事バレッタ」(主人公のペットがオウムだった!)
「事件記者コルチャック」(ホラーな設定が結構テレビなのに怖かった)
あと「700万ドルの男」の1エピソードからシリーズに出世した
 
もっと子供の頃には「謎の円盤UFO」(ストレイカー司令官!)とか
「タイムトンネル」とか、SFものが好きでした。残念ながら
「プリズナーNO6」は未見ですが…。
 
あれ、なんの話だったっけ?
なんだか芋づる式にいろいろ思い出してしまいました。
すみません。「ダイナスティ」です。
 
 
ダイナスティ」2017年〜 アメリ
原作・制作 サリー・パトリック ジョシュ・シュワルツ ステファニー・サベージ
出演 エリザベス・ギリーズ グラント・ショウ ラファエル・デラ・フェンテ
 
 
要するに石油ビジネスを営む富豪家族の高慢ちきな娘ファロンと、
ビジネス至上主義のオヤジ・ブレイクを中心にした
ドロドロゴシップソープオペラであります。
 
二人のキャラは馬鹿馬鹿しいほど前時代的にカリカチュアされた金持ちで
長男がゲイだったり、ファロンがアフリカンアメリカンな運転手と付き合ってたりするのが
ちょっと現代に寄せたのかなと思えるくらいで全体に古臭い印象。
そこへブレイクの若い後妻にクリステルがやってきて
当然のように娘ファロンと対立。
クリステルは金持ちキャリントン家の裏側に当惑します。
しかしそのクリステルも中南米の方からやってきたワケあり女。
謎の甥っ子を連れてきて住まわせたりします。
 
復讐・誘拐・会社乗っ取り・犯罪隠蔽・情報リークと
ぐちゃぐちゃの愛憎劇が絡まり
すごいスピードでいろんな出来事が起こりますが
基本的に出てくるのは金持ちのクソ野郎か
金に釣られて集まるクソ野郎なので
誰にも感情移入はできなくてイライラします。
 
つまんねーなと思いつつ10話ぐらい見ていると
ブレイクの前妻にしてファロンたちの母親・アレクシスが出てくるのですが
これが実に悪役らしい悪役で
この人が出てきてから、こにくらしいファロンたちを応援したく
なってきて、話が面白くなってきます。
やはりあからさまな敵役が出てくるとドラマはわかりやすい…。
(心なしかファロンたちがいいひとになっているのも
プロデューサーたちが
「このままじゃ人気なくなる」と危惧したからかも。)
 
そしてファーストシリーズの最後の22話は火事。
いろいろありすぎのぐちゃぐちゃを
一気に燃やしちゃってる感は
よくわからないけど気持ちよかったです。
 
(とりあえずこの項2ndシーズンへつづく)