配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「マインドハンター」ネトフリ100本チャレンジ#21

マインドハンターPatrick Harbron/Netflix

どーも。阿覧澄史あらんすみしです。
 
出稼ぎ仕事から帰って1ヶ月近く経ち
毎日ブラブラしているワタクシを見る妻の目が
日増しに厳しくなる今日この頃でありますが、
おかげでネトフリチャレンジの方はペースアップ。
早くも第21弾「マインドハンター」をお送りします。
 
マインドハンター」2017年 アメリカ 2シリーズ
出演 ジョナサン・グロフ ホルト・マッキャラニー アナ・トーヴ
制作(Create) 脚本 ジョー・ペンホール
監督 デビット・フィンチャー カール・フランクリン
 
このシリーズ、「セブン」デビッド・フィンチャーがメイン監督の
FBI科学捜査ものと聞き及んでおりました。
「プロファイルものかあ…一昔前に映画テレビで流行してたけど、
もうやり尽くしちゃった感があるよな」と気乗りしないワタクシでしたが
これがなかなかどうして、面白うございました。
 
70年代後半「プロファイル」ということを始めたFBI捜査官たちの話で
いうならば「FBIプロファイルことはじめ」みたいな内容であります。
セクションを立ち上げ、研究のために伝説のシリアルキラーたちに
次々とインタビューして行き、プロファイリングを実際の事件に生かしていくので
あります。
 
このシリアルキラーたちが実在の人物で、チャールズ・マンソンをはじめ
名前も設定も史実通り。
(日本だとわりとすぐ死刑になりそうな連続殺人犯が、アメリカでは「懲役250年」とか
「400年」とかで刑務所にゴロゴロいたそうな。)
殺人シーンもアクションシーンもほとんどなく、ただ刑務所で話を聞くだけの地味な
ドラマなのに何故かじんわり怖いのであります。
 
やがて主人公たちFBI行動科学課は警察から支援を依頼されて実際の連続殺人の捜査に
乗り出すのですが、それも実際に起こった事件がモチーフになっていて
すっきりしない終わり方も実に…ドキュメンタリーっぽくリアル。(ネタバレ?)
 
そういうわけで2シリーズ一気に見てしまいました。
続きが気になってネットで調べてみると
デビット・フィンチャー
「シーズン3の可能性?1・2は視聴率は悪くなかったんだけどすごくお金かかったんだ
よね。ちょっとわりに合わないからやらないんじゃないかなー。僕はやりたいんだけどね」
みたいなことを言っていました。
(70年代後半の設定なので、道を走ってる車から通行人の衣装から、地味に金かかるんだろうなあと思います。)
 
 
追記 一つだけ引っ掛かったのが、1シーズン目から毎話毎話地味にインサートされて
   「こいついつから事件に登場するんだろう」とアオリ続けた
   デニス・レイダー(実在のシリアルキラー)が、結局表舞台に立たないうちに
   終わってしまったこと。
   もう続編作らないなら、登場シーン全部カットした方がいいかも。
   (というより続編ないなら製作側もカットしたいだろうなと思いました)