配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「The OA」ネトフリ100本チャレンジ#29

The OA         NETFLIX
みなさまいかがお過ごしですか
最近太り気味で糖質制限ダイエットなど始めた阿覧澄史あらんすみしです。
まあそんなに厳密なものではなく
白米やパンなど炭水化物を減らす程度でありますが。
 
しかしこれがやってみると色々キツいです。どーしても
白米や麺類やパンを減らすと満足感がなくなってしまうし
何より結構お金がかかります。
特に外出時。
定食でご飯をやめて一品増やしたり、おかず大盛りにしたり
麺を低糖質麺に変えれば100円増しとかー。
 
こんな涙ぐましい努力をしているのに一向にダイエット効果がないのは
実はネトフリチャレンジのせいもありまして
テレビ見ている時間が長い→つい暇なのでお菓子を食べてしまう→
食べすぎると動けない→運動不足→太る→メタボ→やがて成人病(今は生活習慣病か?)
となっておるのであります。
「お菓子食わなきゃいいだろう」という気もいたしますが
中には菓子でも食ってないと見続けられない作品もあるのですヨ…。
 
 ややシニカルな前置きになりましたが
ネトフリチャレンジ第29弾は「The OA」であります。
 
 
「The OA」  2016  2019年アメリカ  2シーズン
原作・脚本 ブリット・マーリング/ザル・パトマングリ
監督    ザル・パトマングリほか
出演    ブリット・マーリング ジェイソン・アイザックス エモリー・コーエン
 
7年前に失踪したプレーリーという名の女性が発見され、家族(養父母)が駆けつける。
家族は喜ぶが、それより何より驚愕したのは彼女の目が見えること。
プレーリーはずっと盲目だったのにー。
なぜ失踪し、どこにいて、なぜ目が見えるようになったのか?
プレーリーは自らを「OA」と名乗り、何も語ろうとしない。
 
やがて実家に戻ったプレーリー(OA)は
「ホーマーを助け出さないと!」と言い出し
助け出すために必要な5人の人間を集めて(どうやって助けるのかはまだわからない)、
失踪していた7年間に何があったのか告白を始める。
 
出だしはこんな感じでしょうか。
ここまでだと普通のサスペンスとも思われますが
ここから監禁ドラマとなり、だんだんと奇妙キテレツ支離滅裂な世界へと
突入していくのであります。
 
現実というワクがなくなると、そのドラマ世界のワクがどこまでなのか
明確に規定しないと「ワケわからん」ことになってくるのでありまして、
この作品のように時空を超えるぐらいの壮大な嘘をつこうとしているなら
それにリアリティをつけないと、見ている人はついていけなくなってしまう
のではないでしょうか。
(ついていけなくなったのはワタクシです…。あのダンスがねえ…。)
 
しかしこういう世界が好きな人には面白い作品かもしれません。
(ぞんざいなフォローのようですが、ホントですよ!)
ややスピリチュアルながら雰囲気作りは巧みで
登場人物のキャラクターも立っており
わからないながらもそれほど退屈せずに見られるし
なにより配信とはいえテレビドラマの中で
作り手の意思を感じられるし
ここまで冒険的なことができたのはスゴイと思います。
(でも、あのダンスがねえ…)
 
シーズン1のラストは
このシーンだけ見ると「なんだそりゃ」という感じですが
延々1話から見ていくと、それなりに盛り上がります。
 
そしてシーズン2。
ややステレオタイプな「幽霊屋敷の謎解き」という要素が加わり
さらにリアリティは失せ、
ワタクシはお菓子バクバク食ってごまかしながら
流されるままに最後まで見ていきました。
ラストは…
とても言えない。
シーズン3に行く気満々な尻切れな終わりでありました。
(ネットで調べると「シーズン2」で打ち切りとのこと。)
おねーちゃんたち頑張ったのにここで打ち切りかあ。
配信も非情であります。
(でも、あのダンスが… しつこい!)
 
そういうわけでワタクシの無駄なチャレンジは続きます。
次回「ウイッチャー」
お菓子は食べないよう頑張ります。