配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「グレイス&フランキー」ネトフリ100本チャレンジ#59

グレイス&フランキー Netflix
ゴールデンウイークということで
「どこかに連れてけ」という家族のプレッシャーを受けて
なんとか近場で済ますべく画策いたしておりました
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
まずは近所の自然公園的なところに
お弁当作って(ワタクシが製作いたします)
芝生にキャンプ貼ってアウトドア椅子を置き
デイキャンプ&チェアリング」をいたしました。
チェアリングって、景色のいいとこに椅子持ってって
座っているだけなのでございますが、
なかなか気分良く、コストパフォーマンスが高いので
田舎のビンボーなジジイには最適だと思いましたが
家族には評判悪うございました。
 
仕方ないので翌日は
ウオーキング」です。(歩くだけ!)
近所だとただの「徘徊」ですので
ドーンと上京いたしまして
秋葉原の駅から浅草まで歩く
「下町堪能GWあらん家大ウオーキング」を開催いたしました。
浅草橋の問屋街をふらつき、両国橋からスカイツリーをバックに記念撮影。
おかず横丁でランチをとり、かっぱ橋道具街見て
最後は浅草・雷門という「はとバス」もさながらのツアー。
 
「金もそんなかからないし、サイコーだあ!」
自画自賛しておりましたが、家族はただ「疲れた」と。
 
ならば「温泉行こう」とその翌日には
南柏天然温泉すみれ」に参りました。(愚妻が「運転したくない」と
ゴネるので電車で…)
GWなのでそこそこ混んでおりましたが、
なかなかリーズナブルな入泉料。(だと思うが相場がよくわからん)
さらにタオルやらジャージやらを持っていってレンタル料も減らして
安く温泉満喫という作戦でございました。
食堂の飯もササニシキで美味しかったし
あの噂のオロポ(オロナミンcポカリスエット大塚製薬ミックスドリンク)も飲んで
帰りには温泉の隣の安いと評判のスーパー「ロピア」で買い物し
家族も満足したようでありました。
 
なんとかオヤジの存在感を示したし、
もうしばらくは遊んで暮らせるかな…。
とほくそ笑むワタクシでありました。
 
ネトフリ100本完全チャレンジ59
「グレイス&フランキー」
2015~22年アメリカ (30分 7シリーズ 94話)
クリエイター・脚本 マルタ・カウフマン ハワード・J・モリス
脚本     ビル・フィネガン デビッド・ブーディンほか
監督     マルタ・カウフマン ケン・ウイッティンガム レベッカ・アッシャーほか
出演     ジェーン・フォンダ リリー・トムリン マーチン・シーン 
       サム・ウオーターストーン
 
悠々自適の落ち着いた引退生活を目の前にして
弁護士の夫たちに突然離婚を突きつけられ驚愕する二人の妻、グレイスとフランキー。
 
妻たちを尻目に夫たちはゲイをカミングアウトし、一緒に暮らし始める。
頑固でええカッコしいのグレイス(ジェーン・フォンダ)と
元ヒッピーで気分屋のフランキー(リリー・トムリン)は
反発し合い、子供たちや周りの人々を巻き込む騒動を繰り広げながらも
夫たちに裏切られた痛みを互いに癒しあうかけがいのないパートナーとなっていくー。
 
テレビシリーズではありますがキャストは超豪華。
ヘンリー・フォンダの娘にしてピーター・フォンダのお姉さん「ジュリア」「帰郷」のジェーン・フォンダ
ナッシュビル」リリー・トムリンの両主役に
旦那にあの「地獄の黙示録」のマーチン・シーン!!
(ワタクシの中ではテレンス・マリックの名作「バッドランズ(地獄の逃避行)」の!)
とサム・ウオーターストーン。(「ロー&オーダー」の、と言いたいがワタクシは見てないので良く知りません…)
みなさん見事にトシとっておりますが、スターの輝きを残しております。
 
そんな80過ぎのジーサンバーさんが大暴れするのが
このドラマであります。
金持ってるし、暇はあるし、やりたい放題で
起業したりマリファナやってラリったり、ミュージカルに出たり
彼氏作って恋愛したり(ベッドシーンまである!)
子供達も老い先短い親たちを止められないのであります。
(というか80過ぎのジェーン・フォンダを止められる人などこの世にはおりません)
もう最強と言っていいでしょう。
 
やはりこのドラマってアメリカのじーさんバーさんに夢を与えるために
作られているのだろうか?
人間歳をとったら悟りを開いて、後進に道を譲ってなどという思想は
全くありません。現代はもうそれでいいのでしょうか?
ジジイとしては考えさせられるドラマであります。
(まあ、30分のコメディ番組ですから、そんなに考え込む必要は
ないような気もいたしますが…)
 
いくつになってもアクティブに生きようとは感じましたが
ワタクシはこのドラマよりは地味な老後を送りたいと思います。
おわり。
 
追記1 リリー・トムリン(フランキー)のボーイフレンドのひとりに
    マイケル・マッキーンが出てまいります。
    「ベターコールソウル」の弁護士のジミーのお兄さん役を
     やった人です。「ベターコールソウル」の真面目そうな感じとは違う
    軽薄な元音楽プロデューサーみたいな役ですが、この人元々
    コメディアン兼ミュージシャンだったそうで、地はこちらの方が
    近いようです。
 
追記2 フランキーは元ヒッピーで、グレイトフルデッドとかニール・ヤングとかの
    ロックTシャツを着ていることが多く、「あれ、欲しい」と思うことが
    多かったです。ワタクシもクラシックロックTシャツの似合うジジイに
    なりたいです。
 
追記3 フランキーは(フランキーばっかりだな)マウンテンデュー
    ミスターピブなど、マイナーなソーダが好きな設定です。
    ミスターピブって懐かしいと思いました。
    あれってドクターペッパーとは違う飲み物なのでしょうか?