配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ピーキーブラインダーズ」ネトフリ100本チャレンジ#56

ピーキーブラインダーズ Netflix
日本プロ野球も開幕し、いよいよ球春到来であります。
…最近野球人気も凋落の一途を辿り、「球春」なんて言葉
めっきり聞かなくなってしまったような気も致しますが
長年ベイスターズファンを続けている阿覧澄史あらんすみしです。
小学生の頃、ワタクシの地元だった川崎をフランチャイズにしていた
大洋ホエールズを応援し始めてからはや50年(半世紀だよ!)。
その間ほとんど負け続け、優勝したのはたったの一回?!
それでもなお応援し続けるバカっぷりは
ワタクシの人生を象徴しておるのかも知れません。
クー。
その上ついに今年スカパープロ野球パックに加入してしまい
ベイスターズ全試合のフォローを目論んでおります。
もう、ネトフリチャレンジどころじゃないかも…。
 
ネトフリチャレンジ56
ピーキーブラインダーズ」
2013年〜2022年 英
監督 アンソニー・バーン トム・ハーパー ほか
出演 キリアン・マーフィー ポール・アンダーソン 
   ヘレン・マックローリー トム・ハーディ
(6シーズン 36話)
 
工場の火花が飛び散り、共産主義者がストを煽動する煤けたスラム街で
シェルビー兄弟を中心としたギャング「ピーキーブラインダーズ」が
対立するギャングと縄張りを巡って血みどろの抗争を繰り返し、
ロンドンから派遣された悪徳警官と対決するー。
 
ボスのトーマス・シェルビーを熱演しております。
 
何しろ映像がスタイリッシュ
時代設定や衣装に雰囲気があり
なおかつ一筋縄ではいかない意外性のあるプロットで
役者も揃って納得の演技をしております。
ユダヤのボス役、トム・ハーディが楽しそう)
 
そういうわけでワタクシ、1シリーズ、2シリーズと
満足して見続けてまいりました。
しかし物語が進み、組織が大きくなりボスが偉くなってきますと
どうしても活劇が少なくなり、人間ドラマや内面の葛藤が
メインになってまいります。
これは仕方がないのでありますが
主人公トミー・シェルビーの「心象風景」が続いて
わけのわからんイメージを延々繰り返すという表現は
やや退屈であります。
 
洋の東西問わず、映像クリエイターたるもの
隙さえあらばみんなコレをやろうとするんだよなー。
(どんな娯楽映画でも)
作家性」とか言って。
 
ファシズムが台頭する時代、血みどろの半生を送ってきたトミーが
岐路に立って苦悩する」みたいな話もありだとは思うのですが、
ワタクシ的にはできれば前半の活劇のイメージを持続して
作って欲しかったなと思う次第でありました。
 
余談
このシリーズ、近来稀に見るほど登場人物がタバコを吸うシーンがたくさんあって
(特にキリアン・マーフィがずーっと吸っている)
もうそれはうっとうしいほどで、
いまだにかなりのヘビースモーカーであるワタクシが
気持ち悪くなるぐらいであります。
逆にタバコ吸いたくなくなる効果があるのかなと思ってしまいました。
 
というわけで第56弾「ピーキーブラインダーズ」でした。
次回初マーベル「Titans タイタンズ」に突入致します。
がんばれベイスターズ!今年こそ優勝だ!(失礼しました。)