配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ナルコス」ネトフリ100本チャレンジ#28

ナルコス Netflix
ご無沙汰してます。阿覧澄史あらんすみしです。
誰も望んでないと思いつつも先日種まきしたひまわりについての続報を強引にお伝えします。
それが、ひまわりの芽が出ないのです…。
 
去年はほっといても順調に生育しておりましたが
NPOのおっちゃんから妻の許に連絡あり
「芽の出が悪いので、も一度蒔いた方がいい」とのこと。
当然の如くワタクシが畑を見に行かされ、確認すると
あーら。スカスカ…。
半分出てるか、出てないかくらい。
雨ばっかり降ってるせいなのか、子供も動員していい加減に蒔いたせいなのか。
帰ってパシリのように妻に報告すると
「じゃあアンタまいといて」みたいなことを言うので
「オメーが畑申し込んだんじゃねえか!」とついキレてしまい
問題が家庭問題へと紛糾。
 
結局妻は「忙しいから少し様子見ます」などと連絡してほっといたら
すっかり播く時期を逸してしまいました…。
 
その後NPOのおっちゃんから「(もういいから)土よせと除草して」とメールがあり
妻は仕事で忙しいので、結局忙しくないワタクシが一人で作業することとなりました。
くそー仕事がないばっかりに…。

ひまわり(6月現状)
昨年は暑い時に作業して死にそうになったので、今年はやや天気悪い日に
朝から作業を行いました。スカスカの畑にクジケそうになりつつも
土を株に寄せて除草するのは去年もやっているので要領はわかっておりますし、
去年買ったマイ鍬が役に立つ時がまいりました。
頑張って立派に農業だ!
とワタクシ張り切って鍬をふるったのでありました。
 
日頃の不摂生がたたって死にそうにはなりましたが、なんとか1日で作業を終わらせる
ことができました。めでたし。めでたし。
 
ーってここで終わってどうすんの!?
ここからが本論
ネトフリ100本鑑賞チャレンジ第28弾「ナルコス」です…。
 
 
「ナルコス」2015年〜2018年 アメリカ (3シリーズ)
原案・脚本 クリス・ブランカトー
監督 ジョゼ・パジーリャ アンドレス・ベイズほか
出演 ボイド・ホルブルック ペドロ・パスカル ヴァグネル・モウラ
 
「ナルコス」というのは「密売人たち」というような意味らしく
コロンビアの麻薬カルテルの話であります。
いかにのし上がっていくか、いかにめちゃくちゃやって人を殺しまくってるかを
ドキュメンタリータッチで見せていくすっごいテレビシリーズで
毎回巻頭に言い訳のように「事実に着想を得たフィクションです」みたいなテロップが
出てくるのですが、人物名も、起こる事件もほぼ事実。
どうしてこんなヤバい企画通ったのか、不思議であります。
 
「事実を元にしたドキュメンタリータッチ」と聞くと
なんだか硬派なドラマなイメージを想像しがちでありますが
この「ナルコス」はまさに東映ヤクザ映画。
それも「仁義なき戦い」をはじめとする実録路線のヤツ。
「実録コロンビア麻薬戦争 血染めのドンゴロス」というタイトルを
つけてもいいくらいで(そんなタイトルつけないだろうが…)
モラリティを重視する現代に蘇った狂犬・菅原文太みたいなドラマなのです。
(字幕で見ていたワタクシの脳裏には、エスコバルたちのセリフは
「××じゃけんのー」と広島弁に勝手に変換されておりました。)
 
それにしてもあの頃の東映ヤクザ映画だって気恥ずかしくて作れないぐらい
ベタな事件がたくさん出てきて、「事実はヤクザ映画より奇なり」であります。
 
コカインを大規模に売買し、警官を撃ち殺し、共産ゲリラに国会を襲撃させ、
要人を誘拐し、旅客機を爆破して墜落させー。
 
現代のアメリカや日本が舞台だとどうしてもこんなムチャクチャはできないし
リアリティがなくなるけれど、この「ナルコス」は事実を元にしたストーリー
で、ほんとにコロンビアでロケしてるなのだから、
これ以上のリアリティはないのであります。
 
「ナルコス」は3シリーズで1、2がエスコバルメデジンカルテル編、
3はライバルだったカリ・カルテル編になっており、このシーズン3も
なかなか面白うございました。
(「仁義なき戦い」でいうと「代理戦争」的な面白さというか…。
え?見てないから意味がわからない?お父さんかお兄さんに聞いてください)
 
そしてシーズン4はメキシコ編ー
かと思ったら、単独タイトル「ナルコス・メキシコ」に出世してしまったそうです。
うーん。
ネトフリ・チャレンジとしては無視して次に行ってもいいんだけどな…。
 
…。
やはりワタクシ、完璧主義なので次回は続きとして「ナルコス・メキシコ」を
見たいと思います。
 
いつになったらこのチャレンジ終わるのか本気で心配。
(つづく)
 
追記 リアリティといえばこのドラマ、悪人たちの奥さんたちがみんな強く
   欲張りで自分勝手。洋の東西を問わず女房には苦労してるのが
   リアリティある。くーっ!(泣)