配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「サンクチュアリ-聖域-」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#38

サンクチュアリ Netflix
若あゆおどるころ、暑気にわかに加わり
暑いと思うと肌寒かったり、なんだかよくわからない
今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?
梅雨でマタンゴのようになってる…と書こうとして今年は
かろうじて思いとどまった阿覧澄史あらんすみしです。
3年連続でおなじこと言ったら完全にボケ老人だと思われてしまう…。
 
 ボケ老人といえば、テレビでカンヌ映画祭か何かをやってて、
チラリと映った最近のマイケル・ダグラスを見て
先輩のヨシダさんが
「あ、カーク・ダグラス」と言っていたのを思い出します。
(別にヨシダさんをボケ老人となじってるわけではないが)
 
 ヨシダさんは先日までやっておりましたところの出稼ぎ仕事の同僚で、
一緒に上司をなじりながら仕事をしておりました。
 そのころは猿之助の事件が持ちきりの頃でありまして
ワタクシは仕事しながらヨシダさんに
猿之助って?香川照之の父ちゃんじゃないよね?」と聞き、
「ばか。あいつだよ…昔なんて言ったっけなあ」
「(ウイキみて)あ、市川亀治郎猿之助になってたのかあ」
などどいうボケ老人ギリギリの会話をして
なんとか平静を保って仕事しておったのであります。
 
そういうわけで(どーいうわけだ)
しばらくお休みしてる間にネトフリ人気も様変わりしておりました。
このチャレンジの参考にしているランキングも
結構変動しております。
 
<みんなのランキング/ネットフリックスオリジナル作品人気ランキング>
 
ずっと首位だった「愛の不時着」が大きく後退して13位。
「クイーンズギャンビット」が首位。
上位メンバーは相変わらずですが
イカゲーム」が23位に
そしてワタクシがいない間に
サンクチュアリ-聖域」が27位に赤丸付き急上昇しておりました。
(と言うか、ワタクシ(とヨシダさん)が知らないだけで、結構話題になっていた
ようですがー。)
 
ともかく遅ればせながら今回のチャレンジは
このお相撲さんドラマを取り上げることといたします。
 
サンクチュアリ -聖域-」
  2023年 日本
出演 一ノ瀬ワタル 染谷翔太 忽那汐里
監督 江口カン
脚本 金沢知樹
  1シリーズ 8話
 
ネットフリックスは商売相手が「世界」でありまして
日本製作の作品も世界に売れなきゃいけないので
「スモウレスラー」の企画なのでありましょう。
日本のテレビ局にはマネできない大予算をかけて
大相撲の世界を真っ向から描いております。
 
話自体は「伝統の大相撲の世界を打ち破っていく破天荒な主人公」
というオーソドックスなもので
ワタクシ「のたり松太郎」や「ああ播磨灘」といったスモウ漫画を
ときどき思い出しながら見ておりました。
逆にいえば漫画でしかできなかったものを
映像化しちゃうんだから、すごいといえばすごい。
役者を相撲とれるようになるまで1、2年かけて訓練したり、
相撲取りに見えるように太らしたり
国技館なんかセット組んじゃうんだもんなー。
(ホンモノに比べるとやや小ぶりではありましたが…)
 
主人公が内省的になるとこが長くて中だるみするとこも
ありますが、8話一気に見れてなかなか見応えある作品でありました。
 
あえて気になった点を申し上げますと
体格中心にキャスティングしたせいなのか
相撲取り役の俳優さんはいたってナチュラルなお芝居で
リアリティあって良かったのですが(特に猿谷役の澤田賢澄がハマリ役)
ちゃんとした(?)俳優さんたちとのお芝居の質が違いすぎて
違和感があるというところ。
田口トモロヲ岸谷五朗がオーバーアクトに見えるもんな)
 
その中でなぜか親方役のピエール瀧(いつの間にか復帰!)だけが
多分いつもとおんなじ芝居してるのに絶妙に違和感なくて
感心してしまいました。(きっとピエール瀧は基本的に芝居してない!)
 
世界でヒットして続編ができるなら
いっそ今度はオープンでドーンと実物大の国技館セット作って欲しいです。
 
(この項終わり)