配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「13の理由」ネトフリ100本チャレンジ#10

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13の理由
みなさんお元気ですか。阿覧澄史です。
意外と難関だった「アンブレラ・アカデミー」を見終わり
ゴールデンウイーク明けから
「13の理由」に突入しております。
 
なんと「13の理由」、13話で終わりではなく
4シリーズで49話もあるのですよ。
(4シーズン目は13でなく10話で終わるが)
 
「グレイスアナトミー」とかがネットフリックスオリジナルじゃなくて
本当に良かったとおもう今日この頃です。
 
 
「13の理由  13Reason why」 (4シーズン)
  2017年〜 アメリカ(パラマウント・テレビジョン)
 企画(create) ブライアン・ヨーキー
 脚本 ブライアン・ヨーキー他
 監督 トム・マッカーシー マイケル・モリス 他
 
 出演 ディラン・ミネット キャサリン・ラングフォード
    ブランドン・フリン
 
この「13の理由」、アメリカではわりかし有名な
「ベストセラーヤングアダルト問題小説」が原作だそうで
始まる前に出演者によるウォーニングタイトルがあって、
真面目に見なくてはいけない雰囲気を醸し出しております。
 
アメリカの小さな高校に通うクレイのもとに
自殺した同級生ハンナが吹き込んだ7本のカセットテープが届く。
そこには自殺した理由が、そして自殺の原因になった人々のことが
語られていた。
クレイはテープを聞き、ハンナの死に関わりのある人々に
助けられたり邪魔されたりしながら
ハンナに起こったことを追体験
自殺の真相を知って行くー
 
といったような内容。
 
青少年のいじめやスクールカースト的な体育会系のこと
レイプやジェンダー問題などがフューチャーされていき
シリアスな出来事が続き、ちょっとシンドイです。
 
ワタクシなどが見ていると登場人物の行動に
「もうちょっとうまくやれよ」とか
「我慢しろよ」とか思ってイライラしてしまいますが
よく考えたらこの子たちまだ高校生で
「コドモ」なのです。
(こんなルックスなのでつい見てると忘れてしまいます)
 
ワタクシのようなくたびれたオトナにはどうでもいいことも
彼ら彼女らには天地を揺るがすほどの重大な出来事だったりします。
 
自分が高校生だった頃どうだったろう?
あまりに昔すぎて全然思い出せない…。
 
まあ、そういうドラマでありまして
結論としてはオッサン向けではないということでありました。
 
 
ーしかし
オッサン向けだろうがなかろうが
チャレンジの決まり事なので最後まで見なくてはいけません。
ワタクシ、シーズン4まで
見続けました。
 
シーズン2からは原作を離れて(もう原作がない)
事件の顛末と裁判、クレイの苦悩なんかがあって
卒業まで話が進んでいきます。
 
シーズン2からの方がカセットテープの縛りもなくなり
見やすくなっているのですが、逆に普通の学園ドラマに
なってしまっているように感じ、ちょっと残念な気がしました。
(この項終わり)
 

「アンブレラ・アカデミー」その② ネトフリ100本チャレンジ#9

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種まきした畑。ここにひまわりが咲く(はず。)
ゴールデンウイークというのに
不要不急の外出を制限され
鬱憤のたまる今日この頃ですが
いかがお過ごしですか。
 
ワタクシは家族でひまわりの種まきに行ってまいりました。
 
地元のNPO耕作放棄地を活用して
「シロートに畑仕事をさせようプロジェクト」みたいことを
やっており、
妻が「ウチのもヒマだしやろうかしら」と申し込んでしまい
ひまわりを育てて油にするまでやる羽目となりました。
 
朝から妻に追い立てられて車に乗り
ホームセンターで鶏糞やら石灰やらの肥料を
大量に購入して、畑に向かいました。
周りの田んぼではちょうど田植えの時期で
田植え機があちこちで忙しく働いています。
 
我々の畑は麦畑の一角で、プロジェクトの他の畑に比べると
猫の額ほどの土地なのですが、
もっと広い場所をやろうとしてた妻に
「無理無理。もっと狭いとこにしてよ」と泣いてすがって
やっと変えてもらったところでありました。
しかし
これがあーた、こんなとこでも思ったより大変なのであります。
 
土地を耕すのはNPOのおっちゃんがやってくれたので
まず肥料を畑にまんべんなく撒き散らし、
それから紐を張って曲がらないように畔を作って
30センチ間隔でひまわりのたねを播く
これだけに一日かかってしまいました。
もうヘトヘト。
 
土と汗にまみれての野良仕事は
日頃グータラ生活しているワタクシにはこたえます。
 
しかし、芽が出てひまわりが大きくなるのは楽しみであります。
やっぱりヒトは額に汗して地道に生きなければ…。
 
あれ?これなんのページだっけ?
ネトフリチャレンジ?
 
そうでした…。
 
「アンブレラアカデミー」シーズン2は
メンバーが過去の世界(1963年)に飛ばされてしまい、また人類滅亡の危機を
回避するために奮闘します。
でも、相変わらずみんな自分の都合優先で動くので
相変わらずイライラします。
ようやく団結するのが最後の2話ぐらいで
そこからは結構面白かったと思います。
シーズン3も決まってるそうですが、うーん。ビミョウ。

「アンブレラ・アカデミー」その① ネトフリ100本チャレンジ#9

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アンブレラアカデミー Netflix
このところチャレンジ9本目、「アンブレラアカデミー」
見ていますがどうも進みません。
何日も見ては止めて、休んでを繰り返しています。
正直ワタクシ苦手です。このドラマ。
アタマのかたいオヤジには無理なドラマなのか?
 
ネットフリックスオリジナルドラマ人気ランキング11位
「アンブレラアカデミー」(2シリーズ)
  2019年アメリ
原案・脚本 スティーブ・ブラックマン 監督ピーター・ホアー ジェレミー・ウエッブ他
 エリオット・ペイジ トム・ホッパー ロバート・シーハン
 
 
1989年に世界中で突然生まれた超能力を持つ7人の子供達。
資産家のハーグリーブス氏が養子にして
世界平和のためのスーパーヒーローとして育て上げた。
それが「アンブレラ・アカデミー」。
しかし子供たちは成長とともにアカデミーから去ってしまう。
 そして現在(2019年)。
ハーグリーブス氏の死去の報を聞き、アカデミーに帰ってくる
かつての子供達。そこへ時空の彼方へ消えていた「No5」が
帰ってきて「8日後に世界は滅亡する」と告げる。
 
人類の危機を救うべく立ち上がる
かつての「アンブレラ・アカデミー」のスーパーヒーローたち
 
というのがあらすじです。
なかなか血湧き肉躍るスペクタクルじゃないですか。
 
ーしかしこの面々、人類の危機を救うべく結集…しない。
こいつらバカで性格悪い奴らばっかりなのです。
 
まずいろいろ情報を知ってるはずのナンバーファイブが
「お前らバカだから言っても仕方ない」という感じで
詳しいことをなかなか言いません。
 
他のスーパーヒーローはというと
・人の話を聞かないやつ・すぐキレるやつ
・「仲間外れだ」ってずっとメソメソしてるやつ
・ハイなヤク中
・単純なバカ
などがいます。彼らがあっちこっちで言い合いをし
「ほっといてくれ」とか「お前らには関係ない」とか
ずーっとやっています。
見てる方は何だかようくわかりません。
 
素直な人間ばかりで話がスイスイ進んでいくっていうのも
物語に深みがなくて面白くないが
これはちょっともったいつけすぎというか
情報出し惜しみが酷く、
話を引き伸ばしてるだけにしか見えない。
 
ボーズ憎けりゃ袈裟まで憎い
チンパンジーの執事とか、マネキンの恋人とか
メアリーJプライジの殺し屋とか
凝った設定も面白く感じません。
 
もう見ていてイライラしっぱなしで
このまま人類はなすすべもなく滅亡してしまうのだろうかと思ったころ
物語はようやく動き出し、
「あ、ダメ!そんなことしちゃ」という意味不明な行動で
グダグダで1シーズン目は終わります。
 
(やば、この記事完全に作品の悪口しか書いてないぞ…。
この企画を始めるときに決めた
「作品をディスらない(なるべく)」という約束を
怒りのあまり無視してしまった。)
 
でも、自分に嘘をつくわけにはいかない。
(歳を取れば誰もが頑固おやじ)
というか他にいいこと思いつかないぞ。
とりあえず なんか、適当にフォローしておこう。
 
えーと、
マーベルコミックもの映画とかが好きな人が見ると
ひねってあって面白いとか思うかも知れません
 
とかね。あと
 
この作品はスーパーヒーローアクションのふりをした
家族ドラマなので
人類滅亡しても家族の絆さえ強ければいいのです。
 
というのは?
(ちょっとフォローになってないぞ。)
 
このブログはあくまで一個人の意見です!
面白かった人もいるようです。
話の種にご覧ください!
 
(グダグダのまま2シーズン目に続く。)

「クイーンズ・ギャンビット」 ネトフリ100本チャレンジ#8

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クイーンズギャンビット Netflix
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつ果てるとも知れぬコロナ禍のなか
我が愛するベイスターズはボロボロに負けているので
(それについて語ると長くなるので割愛)
春だというのに気分はアンニュイ。
ちょっとペースが落ち気味のネトフリチャレンジであります。
 
それはさておき
ネトフリチャレンジ8本目となりました今回は
「クイーンズ・ギャンビット」。
クイーンズと言うから英国王室からみかと思ったらチェスの話でした。
 
 
ネットフリックスオリジナルドラマ ランキング9位
 
「クイーンズ・ギャンビット」 (リミテッドシリーズ 7エピソード)
     2020年 アメリカ 
原作ウオルター・テヴィス 監督・脚本 スコット・フランク
アニャ・テイラー=ジョイ ビル・キャンプ
 
1960年代のアメリカが舞台で
主人公ベスはプロのチェス・プレイヤー。
孤児院で育ち、用務員にチェスを教わるが
死んだ母親が数学者だった影響かメキメキと上達し
幼くしてチェスのトーナメントを席巻するようになる。
そして彼女はひたすら勝つことを目指し
女性のいないチェスの世界で戦い続けるー
 
60年代が舞台ということで実話か伝記なのかと思ったら
全くのフィクションで、30年ぐらい前に出版された小説を引っ張り出してきて
その時代設定通りに(米ソ冷戦の頃)撮ったということらしいです。
(モデルは多分伝説のチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー(男)か?)
 
主人公が孤児院育ちとかスポ根ものの少年マンガみたいですが
ほんとにそういうむかし風の どストレートなドラマです。
何しろワタクシ、最近サブストーリーやサブキャラでごちゃごちゃして
さらにトランスジェンダー問題が出てきたりするような連続ドラマばっかり見てるので
わかりやすい展開がかえって新鮮でありました。
しかし、わかりやすいから陳腐というわけではなく、丁寧に
見る人がわかるように作ってあるという感じがして、好感を持ちました。
 
ベタなラストがかえって心に沁みますー。
 
リミテッドシリーズと銘打った続編なしの7話完結なので
お手軽にみたい方にはおすすめです。

「セックス・エデュケーション」 ネトフリ100本チャレンジ#7

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セックス・エデュケーション。
直訳すると性教育であります。
これから(まだ先ではありますが)思春期を迎える娘を持つ身としては
しんどい問題であります。
 
先日 6歳の娘と話していたら
「パパ。赤ちゃんてどうすれば生まれるの?」
とやけにストレートかつベタな質問を突然投げかけてきました。
 
焦りました。
ワタクシ、子供にはタテマエを言わず、率直に本音を
語ることを旨としております。
しかし
「パパとママが××して、××を××に入れてー」
などと詳細を語るには若すぎます。
だからと言って
よく映画やドラマで父母がアワアワして言うような
コウノトリが運んでくるの」とか
「オシベとメシベが」などという
その場しのぎなことも言いたくない。
やはりここは大人として
ビシッと言うべきです。
 
ワタクシは娘に言いました。
 
「…コウノトリが連れてくるんだヨ」と。
(しかもアワアワしながら)
 
 
というわけで
「セックス・エデュケーション」です。
 
 
ネットフリックス人気ランキング7位
 
「セックス・エデュケーション」(2シーズン)
2019年 イギリス
原作・脚本 ローリー・ナン 監督ベン・テーラー
エイサ・バターフィールド エマ・マッキー チュティ・ガトヮ
 
 
いきなり色っぽ目のシーンから始まりますが
どうもよくあるアメリカ学園ものコメディのようです。
アメリカの…うん? これイギリス制作?
雰囲気はアメリカなんだけどな。
 
服装などのビジュアルも昔っぽくて80年代かと思うと
スマホが出てきたりするので現代?
 
あとで調べると架空の設定にするため
敢えて時代と場所を曖昧にしたらしいです。
(それとアメリカ学園モノ映画へのオマージュとして
アメリカっぽくしてあるとの制作者の言)
 
 
田舎のハイスクールに通うオーティスは
お母さんがセックスカウンセラーなのに
性的に遅れていることにコンプレックスを持つ冴えない少年でありました。
ある日ひょんなことから密かに憧れているスケバン(?!)メイブと
話すようになり、メイブの手引きで生徒のセックスカウンセラーをするようになります。
 
高校生ともなると頭の中はエッチなことで一杯なのは
洋の東西を問わぬところであります。
日本ではここまではアクティブに行動しないと思いますが
欧米(?)の高校生ともなるもうバンバンやっちゃっております。
しかし保守的な田舎の学校では「実践的な性知識」なんて教えるはずもなく
オーティスのセックスカウンセリングは大はやり。
 
男女の恋愛、男と男。女と女。
現代の高校生の性の悩みはジェンダーまでからみ複雑です。
さらに大人の悩みも絡み始め、学園は大混乱にー。
 
コメディとしても面白く作られておりますが
キャラクターそれぞれに弱みがあり、青春ものとしても
見るべきところがあるのがいいです。
1シーズンの3話目、貧乏トレイラーパークの夕暮れのシーンなど
しみじみしていてなかなかいいなあと思ってしまいました。
 
あと特筆すべきは、強調したいシーンに使われる既成曲が
総じてカッコいいです。(内容とややリンクさせているようです。)
たまにうがち過ぎかなと思われる時もありますが…。
(ベルベットアンダーグラウンドの「ペールブルーアイズ」の
使い方が秀逸!)
 
シーズン1 8話 シーズン2 8話なので
割とあっさり見終わってしまいます。
題名が「セックスエデュケーション」なのに
もはやエロシーンに時間かけなくなった2シーズン目の方が
面白く見れました。

「YOU 君がすべて」その② ネトフリ100本チャレンジ#6

東京などにまた非常事態宣言が出るとか
新型コロナの猛威は収まらず
役場にはおじいさんおばあさんが押しかけて大変なことに
なっている今日この頃ですが
相変わらずネトフリ見て、子供の世話して
のんべんだらりん生きている阿覧です。
(しかし妻の怒りゲージが明らかにマックスに近づいていて
ちょっと怯えている…)
 
 
さてチャレンジ第6弾「YOU 君がすべて」2シーズン目であります。
 
1シーズンの終わりで話に決着がつき
もはや語るべきことなどない気もしますが
2シーズン目は主人公ジョーがNYからLAへ逃亡、
シリアルキラーLAへ行く」といった風情で始まります。
 
(シーズン2の内容の説明って難しい。
シーズン1の結果があってシーズン2だから
状況を説明しただけでシーズン1のネタバレになってしまうし…)
 
えー、先に言ってしまうと
シーズン2は割と面白かったけれど
続編としての面白さではなく
別のドラマとして面白かったと言うことでしょうか。
 
なんだかダラダラしたまま話が続いて行って
若干見てるのが辛い回もあったが
スト2話のドトウの展開とどんでん返しは
久しぶりに「あっ!」と言って驚いてしまいました。
前作が「サイココメディ」だとしたら(なんだそりゃ)
シーズン2は「巻き込まれサイコスリラーコメディ」であります。
 
前シリーズでは自分の行動にまるでためらいのなかったジョーが
今回は割と今までの反省を踏まえて自制気味で
簡単にストーカーしたり、殺したりはしません。
しかし自制すればトラブルは向こうからやってくるのは世の常で
巻き込まれ型のシリアルキラーと化しているのです。
 
そして前作では制作者がNYセレブによっぽど恨みがあったのかと
思うほど、悪意のあるアイロニカルな描かれ方をしておりましたが
今回のLAセレブはもっと酷くなっていて
ジョーのサイコさが可愛く見えるほどサイコなやつばっかり。
チャンドラーの小説やコーエン兄弟の「ビッグリボウスキー」に出てくるような
イカれた西海岸のヒッピー崩れ金持ちばかりであります。
 
何しろ主要登場人物であるラブの双子の弟フォーティ(双子にフォーティとラブって
名前をつけるような奴らです。親は)などは
ジョーに「オールドスポート(親友)」なんて呼びかけるのでびっくりです。
 
華麗なるギャツビー」のレッドフォード(もしくはディカプリオ)以外で
「オールドスポート」なんて呼びかけるヒト初めて見たぞ。
ほんとに言うんだー。(ドラマだけど)
 
そして同性婚・デートアプリ(フリンガー)・コンブチャ紅茶キノコのこと!)など
LAセレブ風俗がしょーもなくて面白かったです。
 
詳細は描けないので曖昧にいうと
シーズン1が「エイリアン」としたら
シーズン2は「エイリアン2」です。
(サイコが大挙して押し寄せてきて、キャッチフレーズは「今度は戦争だ!」みたいな。)
 
 
シーズン3は「アダムスファミリー」みたいに「家族全員サイコ」になるのだろうか?
あーこれ以上は書きたいけど書けない。
 
(この項終わり)

「YOU 君がすべて」その① ネトフリ100本チャレンジ#6

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YOU 君がすべて
中学の時からの友人セーちゃんからショートメールがきました。
英語の文面だったので
「あらあ、Lineのアカウントのっとりみたいなことで
セーちゃん名前使われてる?最近迷惑メール多いな」
と思って削除しときました。
 
後日セーちゃんと電話で話したときに
そのことを言ったら、そのショートメール最近流行のSNS
「Clubhouse」の招待だったそうです。
 
せっかくなので登録してみましたが
システムがいまいち飲み込めない(英語表記なので)。
いろいろ検索して調べてみると
「音声だけのSNS」で
「room(会話をするための部屋)を立ち上げて発信する」
「既に開設されているroomに入室し、会話を聞いて楽しむ
挙手してスピーカーとして参加する」
というものだそうです。
 
もう流行も終わり廃れているという声もありますが
みなさまご存知でした?コレ。
 
今回の「YOU 君がすべて」は
「clubhouse」の見も知らぬ人のroomに入って
発言もせず、愚にもつかぬ話を聞いてるような気分に
させられるドラマでありました。
 
 
ネットフリックスオリジナルドラマ ランキング7位
 
「YOU 君がすべて」 (2シーズン)
    2018年 アメリカ ワーナーホライズン
制作総指揮・脚本 グレッグ・バーランディ/セラ・ギャンブル
 ベン・バッシリー エリザベス・ライル
 
 
(1日目)
平日深夜。
どんなドラマなのかの予備知識もないまま
センベイ片手に見始めてみました。
 
ほう、ワーナーホライズン制作とな。
 
小説原作ものか。
 
この情景はニューヨーク?
 
本屋の店員のモノローグで始まって、女を勿体つけて撮ってる…。
演出はサスペンスっぽいけど、ダン・ブラウンをディスったりしてるので
ポップカルチャー詰め込み方式のNYラブコメディ?
 
お、こいつやっぱりストーカーか。
主人公らしき人物も、ヒロインらしき女も、
出てくるキャラがみんな嫌なヤツだなー。
 
 
あ、殺した!?
 
コメディではなさそうだ…。
 
 
以上が第1話感想でした。
 
全然わからん?そうでしょう。
みててもどういう心構えで見たらいいのか
さっぱりわからない。
 
続いて第2話。
 
出てくる人物がみんなヤナやつ。
製作者(原作者?)がNYセレブリティをよっぽど嫌いなのか
恨みがあるのか
苦笑な感じのコメディと化している。
 
今度はこいつを殺すのかな?
 
あ、燃やした!?
 
なんなんだこのドラマ。
 
 
基本的にはサイコスリラー。
しかしサスペンスな展開にはあまり行かず
クソストーカーにして連続殺人犯の主人公ジョーと
ええかっこしいだが実態ビッチのヒロイン、ベックの
恋愛の機微を追ったりしてる。
 
見ていると、ジョーがベックの気を引くために
あまりに一所懸命だったりして
ラブシーンで時々騙されてホロリとしてしまうが
みなさん、忘れないでください。
こいつはシリアルキラーですよー。
 
あとでネットの感想とか拾ってみると
「なんだか憎めない」とか書いてあったが
そういうレベルではない。
 
登場人物がみんな嫌なヤツなので
誰が殺されても痛みはないのですが
気分は悪いなあと思います。
今日はもうヤメ。
 
(2日目)
土曜夕方。
ベイスターズはまた負け コロナは収まる気配なく
収入は限りなく低く 娘はぜんぜん言うこと聞かず
ブログは見てもらえす 体はあちこちガタがきております。
みんなオレが悪いんだあ!
 
などと限りなくテンションが落ちておりました。
しかし、少なくともコロナやベイスターズの敗戦は
ワタクシのせいではないので
気を取り直して見ましょう。
 
「YOU 君がすべて」第4話から。
 
 
ディケンズまつりやってる。
なぜアメリカで?
 
・ニューキャラも出てくるが、コレまたやなヤツら。
子供までも性格悪い…。
 
しかし、キャラが性格悪かったり、バカだったりするのは
ある意味リアルで、形骸化したドラマにない新しさなのかなとも思えてきました。
 
モラリティに演出を縛られていないとも。
 
そこがこのドラマの人気につながっているのでしょうか。
 
ーいや、待て待て。それでも人殺しがリア充な人生を送っちゃいかんよ。
ジョーとベックが上手く行き始めて、感動BGMが流れてるのを見つつ
いろいろ考えます。
 
だが
正直この人たちに感情移入できない。
見続けるのはワタクシにはしんどく、
この日は7話まで見て終了しました。
 
(3日目)
日曜日。
ワタクシが弁当を作って家族で公園へ。
天気もいいし、おにぎりもきゅうりのハム巻きも美味しい。
なんだかんだ言っても病気もせずに衣食住はことたり、
コロナももうすぐワクチン行き渡るだろうなどと
昨日とうって変わったハイテンションになっておりました。
ベイスターズは今日も負けたけどね)
 
じゃあ、昨日の続き8話から見ちゃおうかしら。(軽い)
 
出た!!
NY派ラブコメのマストアイテム。
人殺しがセラピーで心癒してどうすんだよ。
責任感のない殺人鬼め。
 
そして物語は佳境に入っていきますので
シーズン1に関してもう多くは語れません。
ヘンタイ野郎はやっぱりヘンタイだとだけ
申しておきましょう。
 
しかし、このセレブリティに対する限りない憎悪はなんなのか?
アメリカ人の多くはセレブの暮らしを嫌いだから
悪く描いた方が人気出るのか?
ジョーがスマホSNSを駆使して、セレブのすべてを盗み見ているのが
アメリカ人には快感なのだろうか。
(その2につづく)