配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ウエンズデー」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#42

ウエンズデー netflix
雨がちなお盆となっておりますが
皆様いかがお過ごしですか
阿覧澄史あらんすみしでございます。
宗教的な行事には消極的なワタクシですが
両親の初盆ということで
人並みに墓参などして参りました。
 
あわよくば墓地で「ブログのネタに
なるようなことを見つける」という
思惑だったのですが
人魂が飛んでたり、幽霊が現れたりー
 というようなことはまるでなく
善男善女がフツーにお墓参りをするのみで
ございました。(当たり前か…。)
 
でもまあ、お化けのお話をこの時期に
ご紹介できるのはタイムリーと言えばタイムリーであります。
 
ネトフリチャレンジその42
「ウエンズデー」2022年米
制作 アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー
脚本 アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー他
(1シーズン 8話)
 
「アダムスファミリー」に出てくる娘・ウエンズデーを
主役にした学園ゴシックホラーミステリーであります。
 
ワタクシ、ティム・バートンの映画は
個人的にはあまり趣味ではないのですが
(「エド・ウッド」は好き)
このシリーズは面白く見られました。
 
アダムスファミリーのお下げの長女ウエンズデーが
15歳になって両親の通っていた
お化け学園の寮に入学、
早速連続殺人鬼のモンスターに遭遇し、
モンスターを探すうちに学校の秘密や
両親の隠された過去をも暴いていくことになる
というミステリーを軸にしたストーリー。
 
掌が動くおなじみ「ハンド」くんはじめ
アダムスファミリーが総登場し
映画「アダムスファミリー」でウエンズデーを演じた
クリスティーナ・リッチまで別の役で出てきます。
 
言うなれば
「アダムスファミリー」のコミカルさと
ホラーテースト、
ハリーポッター」のゴシックな学園青春ドラマと
ツインピークス」のミステリーと
混ぜて3で割らずにそのまま垂れ流したよーな
サービス精神旺盛なシリーズでありました。
 
一つだけ気になっているのは
アダムスファミリーって
普通に歳をとっていく設定なのだろうか?
不老不死とかじゃないのか?
ポーの一族」とかは歳取らないけどなあ。
(まあ、細かいことはどうでもいいか。
ディティール気にするようなドラマじゃないし。)
 
続編が決まっているそうで乞ご期待であります。

「グッド・プレイス」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#41

グッドプレイス
お暑うございます。すっかり田舎での怠惰な生活に
戻った阿覧澄史あらんすみしです。
 
それはまあ、快適なのでございますが
最近娘ハー子(小学3年生)が夏休みということで
頻繁にワタクシのとこにやって参り
いささか困っております。
 
「ヒマだー。なんかない?」と
おおざっぱに娯楽を要求されて、ワタクシは
「夏休みこそ規則正しく早寝早起き。
ラジオ体操(?)行って
ダラダラしてないで勉強しろ!
宿題やれ!
エレクトーンの発表会の練習しろ!」
と(自分のことは置いといて)威厳を込めて言う
のですが
子供というものは親の言うことなんか聞かない
ようにDNAにプログラミングされているもの
であります。
ハー子はワタクシの諫言は完全に無視して
ワタクシの書斎に入り込み
秘蔵の漫画を読み始めて居座るのであります。
 
(あ、ちょっとそこにいられると
エッチなシーンのあるドラマとか、
エッチなシーンしかないビデオとか
見られないんですけど…)と焦るワタクシ。
 
仕方なく娘ハー子に
「1時間だけテレビゲームやらせてあげるから
出てってね」とやさしく説得、
少しだけ一緒にゲームして追い返す毎日であります。
 
(ちなみにゲーム機は30年ぐらい前に買った
プレステ2です…)
 
ネトフリチャレンジその41
「グッド・プレイス」2016~2020年米NBC
原案 マイケル・シュア
監督 ドリュー・ゴダード トレンド・オドネル マイケル・シュアほか
出演 クリステン・ベル テッド・ダンソン ウイリアム・J・ハーパー
(4シーズン 53エピソード)
 
エレノアが目を覚ますと、そこは
「いい場所(Good Place)」だった。
どうやら死んで天国に来たらしいが、
案内役のマイケルが言うような善行をした覚えはなく
どうやら人違いで来てしまったと気づくエレノア。
しかし、今更地獄に行きたくもなし、
「ソウルメイト」だと紹介された哲学の教授・
チディに泣きつき
天国生き残りに奮闘する。
 
と言うのが巻頭のストーリー。
死後の世界を舞台に繰り広げられるファンタジーコメディで
あります。
 
アメリカ3大ネットワークの一つ、NBC制作の
ゴリゴリのテレビコメディなので
ギャグがアメリカネタ多く、調べないと
わからない個人名がバンバン出てくるので
今ひとつ面白さがわかりません。
(字幕のヒトが苦労しているのはわかる…)
 
NFLのジャクソンビル・パンサーズのQB
ブレイク・ボートルズ!
と言われてもなんだかよくわかんないっす。
 
ワタクシ我慢して見ておりましたが
1シーズン目の中盤までで
「なんだかおとなしいハナシで面白くない」
と言う結論に達してしまいました。
 
「あと3シーズンどんな話があるっちゅーんだ」と
思いつつ諦めの境地に入りみておりました
ワタクシでございますが
1シーズン目の終わり頃ごろ
「今までの話はなんだったんだ」と思わせるような
どんでん返しがー。
 
実はここからがこの作品の本領発揮でありました。
 
詳しくは申せませんが
まさかの「1シーズン全部ほぼ前フリ」、
ここまでの安定の路線は仮の姿
まるで中央線沿線の小劇団の定期公演のような
無茶苦茶なストーリー展開になっていくのでありました。
おお、チャレンジャーだ。
全米三大ネットワーク侮りがたし…。
 
ワタクシもこの「ネットフリックス100本完全制覇チャレンジ」で
なければ絶対途中で見るのやめてたと思いますが
皆様もご高覧の機会ございましたら
ぜひ我慢して見続けていただければとお勧めいたします。
AIのジャネットがサイコーです。
(というか、制作陣が面白がって悪ノリしてて面白い)
 
 
…ところで。
ラジオ体操(夏休みに6時ごろ小学生が町会ごとに
集まって体操やってハンコもらって、
皆勤だと鉛筆とノートもらえるやつ)って
今でもやってるのだろうか?

「深夜食堂 Tokyo Stories」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#40

深夜食堂 Netflix
お暑うございます。
阿覧澄史あらんすみしです。
 
酷暑です。
よりにもよってこのクソ暑い中、
家族旅行で会津方面に行ってまいりました。
 
ワタクシが観光地に家族をアテンドしての
大出血サービスな旅行でありましたが
あまりの暑さに家族はうだり
愚妻などは1時間に推定50回ぐらい
「暑い!」と
言っておりましたので
「夏は暑いんだからいちいち言うな」
と嗜めると余計「暑い!」の回数が増大し
たいそう雰囲気が悪うございました。

 家族で「赤べこ」絵付け。赤べこ和む。

 

ま、とにかくワタクシ的には
夏の一大イベントを終えましたので
ネトフリチャレンジに集中していきたいと、
ま、そー言う所存でありますので
よろしくお願いいたします。
 
ネトフリチャレンジ40
深夜食堂 Tokyo Stories」2シリーズ
(2016年  2019年 日本)
製作総指揮 坂本和隆
脚本 向井康介 小嶋健作 他
監督 松岡錠司 山下敦弘 他
 
 
深夜食堂」はTBS(毎日放送)制作で
3シリーズ作られ、
第4シリーズからがこの「深夜食堂 Tokyo Stories」で
ここからネットフリックス制作だそうであります。
 
(なんでも「深夜食堂」は中国でも人気があるそうで
ネトフリそれに目をつけたのでありましょう。)
 
 もはや内容は皆さんご存知のこととは思いますが
新宿の飲み屋街にある
夜中の12時から朝7時まで営業の「深夜食堂」の
マスターとお客さんたちのお話であります。
 
元々お店のセットだけで話が進む
地味なワンセットドラマでありましたが
(多少は別場所ロケがありますが)
ネットフリックス制作になってから
このセットが徐々に巨大化しております。
 
最初は「お店と前の路地少し」だったものが
「横丁全部」セット化して
最近はカドの交番とかも出来ておりまして
 
よ、さすがネトフリお大尽!
 
お金の額が違うんだろうなあと
思わせます。
しまいにゃゴールデン街全部セット作るか?!
 
 
このシリーズを見ておりますと
ワタクシが若い頃、
仕事の先輩に連れられて
新宿の飲み屋にちょこちょこ行ってた頃の
ことを思い出します。(30年ぐらい前?)
 
 当時あまり飲めなかったので
すぐ酔って寝込んで怒られたり、
気持ち悪くなってトイレ行って吐いたりしてたので
気が進まなかったのでありますが、
そのころは後輩が誘いを断るなんで言語道断
であリましたので、誘われるまま
しょんべん横丁とかゴールデン街の小汚い店に
行っておりました。
やたらと映画関係者とか役者とか
怪しげな人々がいっぱいいて
夜が更けて終電頃になると
お約束のように必ず先輩が隣の客(映画の照明部
や演劇の役者とか)
と揉めだし
喧嘩が始まって巻き込まれたものです。
(誇張でなくホントに…。そのうち
慣れてきたら、喧嘩始まる前に
センパイおっぽり出して帰っても
次の日覚えてないってことに気づいて
逃げるようになったのですが…)
 
つまりもともと新宿の飲み屋街と
映画スタッフとは親和性があり、
その映画スタッフが(キャストも)やってる作品なので
新宿の飲み屋街の雰囲気が
そのまま画面に再現されてるような作品に
なり得たのではと思う次第であります。
 
そういや最近行ってないなあ。新宿。
またゴールデン街で酔っ払ってデロデロに
なってみたいなあ。

「ブラックミラー」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#39

ブラックミラー netflix
お暑うございます。阿覧澄史あらんすみしです。
また少し更新の間隔が空いてしまいましたが
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 
「ネットフリックスの作品100タイトルの全ての
エピソードを包み隠さず全部見る」と言うこのチャレ
ンジもはや2年余り。
 
これじゃいつまで経っても終わらないし
時間かけたらあんまりチャレンジの意味がないとは
重々わかってるのでありますが、
ワタクシは先月母が亡くなってしまいまして
(いやいや、言い訳に嘘ついてるわけじゃなく、
これホントです)
さすがに「ネトフリチャレンジ」なんてやってる
バアイじゃなく
葬式したり納骨したりしておりました。
 
 実は今年2月には父も逝去しており(あ、これも
ホントです)
以前父母に「(あんたたちが死んだら)墓どうすれ
ばいいの?」訊いたときには
「墓ないから海にでも散骨しといて」
とか適当なコト言ってごまかされていたので
さあ大変。
墓もないのに「ご遺骨」二つ抱えてしまって
墓探しする羽目に陥っておりました。
金もないのにどうすんだよ!
(しかしこの話は長くなるので割愛。
またの機会に…)
 
とにかくなぜか縁もゆかりもない日蓮宗
お寺で馴染みのない「なんミョーホーレン
ゲーキョー」で父母を送り出して、
不謹慎かつ親不孝なワタクシは
ネトフリチャレンジ復帰したのでありました。
めでたし…いや、めでたくはないか…。
 
で、まあ今回のチャレンジは待望の「ブラック
ミラー」だしヒマは腐る程あるし
すぐにでも見終わってしまうかと思われたので
ありますが
結構苦戦して見終わるのに時間を要してしまった
のは
「ブラックミラー」って「近未来ディストピア
もの」でありまして設定飲み込むのに時間かかるし、
1話完結なので、その度にアタマを
切り替えなくちゃいけないので続けて何話も
見られなかったからでありました。
 
でお口直しにネトフリの他のものを見てたら
今度は止まらなくなり、最後まで見てしまったり…。
今回、「ブラックミラー」見終わるまでに途中で
「タイガー&ドラゴン」(12話)見て、
クドカンつながりで見たくなり
「俺の家の話」(10話)見て、
そういえば忙しくて見逃しちゃったけど
結構評判良かった「エルピス 希望あるいは災い」
(10話)も見なきゃと見て
ついでに「エルピス」で思い出したプレスリー
映画「エルビス」(2時間35分)
まで見てしまいました。
 
いや、これじゃほんとに終わらないから…。
 
ネトフリチャレンジ39
「ブラックミラー」(2011~2023年 英)
製作総指揮 チャーリー・ブルッカ
      アナベル・ジョーンズ
 
監督    オーエン・ハリス
      トビー・ヘインズ他
脚本    チャーリー・ブルッカー他
 
基本的には「近未来にこんなテクノロジーができたら
、こんな事件がおきまっせ」的な
お話。毎回設定も違うので全部説明はできませんが
「人生全てをカメラで録画しているのがデフォルトな
世界」とか
「AIが死人のビデオ見て話し方をまねたロボット」とか
「花粉を人工授精するロボット蜂で起こす殺人」とか
SNSの「いいね」で社会的評価が決まる社会」とか
テクノロジーの進化にネガティヴな感じの暗めのドラマ
が、(毎回エッチなシーンを盛り込みつつ)
オチがあるんだかないんだか突き放した感じで
描かれております。
 
面白いエピソードもあれば、面白くないのもあるので
シーズン6までの27エピソードのうち
ワタクシの個人的なベスト5を発表いたしましょう。
 
第5位「Hang the DJ」(シーズン4)
昨今のマッチングアプリを思わせるアプリの恋愛コーチ
の言う通りに交際をする近未来の話。決められた
交際期間で別れて、新しい恋人にチェンジしていく男女。
「ブラックミラー」にしてはハッピーエンディング
なのがいい。
 
第4位「宇宙船カリスター号」(シーズン4)
画質もテロップも完全に「スタートレック」をコピーした
パロディから始まる近未来の話。
最初から最後までバカバカしくて面白い。
(シーズン4は豊作でジョディ・フォスター監督の
アークエンジェル」も良い)
 
第3位「アシュリートゥー」(シーズン5)
「ハンナモンタナ」だったマイリー・サイラス
やはりポップスター役で出てきて
「ブラックミラー」中一番明るい印象の
カタルシスのあるエピソード。
これ長編で見たい。
 
第2位「サン・ジュニペロ」(シーズン3)
80年代のブラッドパック映画のようなシーンで始まり
そこからは想像もつかないようなエンディングになる。
最近両親を亡くしたワタクシは泣いてしまいました。
 
第1位「ジョーンはひどい人」(シーズン6)
フツーは「サン・ジュニペロ」が第1位なんだろうが
ワタクシはこれを推します。
ネトフリに対するシニカルさと、有名スターを使い捨て
する度量、そしてインタラクティブ映画「ブラックミラー
・バンダースナッチ」とも共通するドラマの枠組みを
超える世界観!(何言ってるのか自分でもわかんない)
内容はあえて言いません。見てください。
 
(この項終わり)
 
と言うわけで
出稼ぎも葬式も終わったのできっとこれから
怒涛の更新ラッシュが始まる(はず)なので
これからもよろしくお願いします。

「サンクチュアリ-聖域-」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#38

サンクチュアリ Netflix
若あゆおどるころ、暑気にわかに加わり
暑いと思うと肌寒かったり、なんだかよくわからない
今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?
梅雨でマタンゴのようになってる…と書こうとして今年は
かろうじて思いとどまった阿覧澄史あらんすみしです。
3年連続でおなじこと言ったら完全にボケ老人だと思われてしまう…。
 
 ボケ老人といえば、テレビでカンヌ映画祭か何かをやってて、
チラリと映った最近のマイケル・ダグラスを見て
先輩のヨシダさんが
「あ、カーク・ダグラス」と言っていたのを思い出します。
(別にヨシダさんをボケ老人となじってるわけではないが)
 
 ヨシダさんは先日までやっておりましたところの出稼ぎ仕事の同僚で、
一緒に上司をなじりながら仕事をしておりました。
 そのころは猿之助の事件が持ちきりの頃でありまして
ワタクシは仕事しながらヨシダさんに
猿之助って?香川照之の父ちゃんじゃないよね?」と聞き、
「ばか。あいつだよ…昔なんて言ったっけなあ」
「(ウイキみて)あ、市川亀治郎猿之助になってたのかあ」
などどいうボケ老人ギリギリの会話をして
なんとか平静を保って仕事しておったのであります。
 
そういうわけで(どーいうわけだ)
しばらくお休みしてる間にネトフリ人気も様変わりしておりました。
このチャレンジの参考にしているランキングも
結構変動しております。
 
<みんなのランキング/ネットフリックスオリジナル作品人気ランキング>
 
ずっと首位だった「愛の不時着」が大きく後退して13位。
「クイーンズギャンビット」が首位。
上位メンバーは相変わらずですが
イカゲーム」が23位に
そしてワタクシがいない間に
サンクチュアリ-聖域」が27位に赤丸付き急上昇しておりました。
(と言うか、ワタクシ(とヨシダさん)が知らないだけで、結構話題になっていた
ようですがー。)
 
ともかく遅ればせながら今回のチャレンジは
このお相撲さんドラマを取り上げることといたします。
 
サンクチュアリ -聖域-」
  2023年 日本
出演 一ノ瀬ワタル 染谷翔太 忽那汐里
監督 江口カン
脚本 金沢知樹
  1シリーズ 8話
 
ネットフリックスは商売相手が「世界」でありまして
日本製作の作品も世界に売れなきゃいけないので
「スモウレスラー」の企画なのでありましょう。
日本のテレビ局にはマネできない大予算をかけて
大相撲の世界を真っ向から描いております。
 
話自体は「伝統の大相撲の世界を打ち破っていく破天荒な主人公」
というオーソドックスなもので
ワタクシ「のたり松太郎」や「ああ播磨灘」といったスモウ漫画を
ときどき思い出しながら見ておりました。
逆にいえば漫画でしかできなかったものを
映像化しちゃうんだから、すごいといえばすごい。
役者を相撲とれるようになるまで1、2年かけて訓練したり、
相撲取りに見えるように太らしたり
国技館なんかセット組んじゃうんだもんなー。
(ホンモノに比べるとやや小ぶりではありましたが…)
 
主人公が内省的になるとこが長くて中だるみするとこも
ありますが、8話一気に見れてなかなか見応えある作品でありました。
 
あえて気になった点を申し上げますと
体格中心にキャスティングしたせいなのか
相撲取り役の俳優さんはいたってナチュラルなお芝居で
リアリティあって良かったのですが(特に猿谷役の澤田賢澄がハマリ役)
ちゃんとした(?)俳優さんたちとのお芝居の質が違いすぎて
違和感があるというところ。
田口トモロヲ岸谷五朗がオーバーアクトに見えるもんな)
 
その中でなぜか親方役のピエール瀧(いつの間にか復帰!)だけが
多分いつもとおんなじ芝居してるのに絶妙に違和感なくて
感心してしまいました。(きっとピエール瀧は基本的に芝居してない!)
 
世界でヒットして続編ができるなら
いっそ今度はオープンでドーンと実物大の国技館セット作って欲しいです。
 
(この項終わり)

「イカゲーム」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#37

イカゲーム Netflix
ご無沙汰してます。阿覧澄史あらんすみしです。
かなり更新しておりませんが皆様いかがお過ごしでしょうか?
もう気がついたら半年であります。
 
ワタクシ出稼ぎに出ておりまして、
PCのないネットルームみたいなタコ部屋に住みこみ
無茶苦茶働かせられておりました。
 
はじめは「ほんのちょっとお手伝い」みたいなことだったのに
蓋を開けると人手不足で若いもんがいなくて
若いもんがやるような仕事をガシガシやっておりました。
 あるときは寝ないで書類仕事をやり、
あるときは線上降水帯の下でびしょ濡れになって震えながら仕事して
都会の真ん中で遭難しそうになったり。
辛いことはたくさんあるのですが
一番キツいのは
「自分が悪いのかなんだかよくわからないまま謝らされる」という業務。
(若いもんがやる仕事は「怒られる」というのも業務に含まれております…)
いいトシして喧嘩したり言い張ったりビビったり泣きそうになったり
傲慢になったり謙虚になったり
もはや何やってるのかよくわからなくなってきた頃
娘ハー子(8歳)からの手書きメールが妻経由で転送されて
まいりました。こんなやつ
 


「運動会見にきて」とか「来れる?」とかじゃなくて
事後報告かい!
こりゃ揉め事起こしてないで粛々と仕事して、
早いとこ帰んないとイカンと思いました。
 
そしてようやく任期を満了。
イバラキに帰還した次第であります。
 
はー死ぬかと思った。
なんせ厄年だからなあ…。
ある意味「イカゲーム」みたいな日々でありました。
 
ネトフリ100本鑑賞チャレンジ37
イカゲーム」2021年韓国
1シーズン 9話
出演 イ・ジョンジェ パク・ヘス チョン・ホヨン
脚本・監督 ファン・ドンヒョク
 
勝てば天国、負ければ…即死。賞金に目がくらみ、
奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちを待っていたのは、
昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームだった。
(ネットフリックス公式サイトより)
 
 
ネトフリで一番見られているドラマだそうですので
もはや内容に関しては申すまでもなく
カイジみたいなデスゲームものであります。
飽きさせない工夫が随所に凝らしてあり
よくできてると思います。
 
いつも韓国のドラマ見てて思うのは
韓国人のドラマって生理的に汚いの平気だなーと。
トイレのシーンとかよく出てくるし。
今回で言うと主人公が型抜きを舐めてとかしちゃうんですけどね。
日本の役所広司だったら舐めて溶かすのは拒否するのだろうかとか
考えてしまいました。
 
すみません。感想はそれだけです。
(なんだかネトフリ情報としては全く役に立たないブログだなー)
 
主人公に助けられておじいさんは生き残っていきます。
ワタクシもなんとか生き残って帰ってまいりました。
生きるって素晴らしい。



「このサイテーな世界の終わり」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#36

このサイテーな世界の終わり Netflix
またご無沙汰してしまいました。
東京に出稼ぎ仕事に行って昼夜違わず仕事しておりました。
人生は辛く厳しいです。(ホントに)
 
そして出稼ぎ仕事に東京の厳しさを感じている茨城県阿覧澄史あらんすみしであります。
 
仕事については多くは語りませんが、
「東京キビシー!」と思ったのはまたホテルの値段が
高くなってきてるとこであります。
最近コロナ自粛から人出が戻ってきて、ワタクシが泊まるような安宿でさえ
値段がまたばか高くなってきておるのです。
特に休日前夜とかこんな××(自粛)な宿が9800円!
と思うようなぼったくり値段でありまして
「東京に宿なんかないんだから、嫌だったら泊まんなくていいよ」みたいな
空気を醸し出しております。××(自粛)なホテルのくせに!
 
あんまり頭にきたので休日前夜はネットカフェに泊まったりしてたのですが
この間仕事で遅くなって12時ごろ行った土曜日には満席で入れず、
明日も朝早いっていうのに夜中に宿探しするハメになりました。
いいトシして今夜の寝床のない心細さを味わうとは…。
仕方なくキャンセルした宿に「まだ空いてる?」などと電話して
冷たくあしらわれ、ネットで検索したら近辺の空いてる宿は
5〜6万円台。(そんなとこ泊まるぐらいなら段ボール引いて野宿するわ!)
それからネットカフェ何軒か回って断られ、
最後はタクシー飛ばして歌舞伎町のネットカフェへ行きました。
タクシー代3000円超えてました…。
「意味ねー」とつくづく思う夜でありました。
人生とはそんなものであります。(ホントかよ!)
 
 さて、出稼ぎ仕事を終えて××な茨城(いやもう自粛するこたあない。「田舎」です)に
戻ってのネトフリチャレンジは「このサイテーな世界の終わり」、
原題は「The End of the  f×××ing World」であります。
おおっ、伏字。(わざとらしい)
 
ネトフリ100本鑑賞チャレンジ36
「このサイテーな世界の終わり」2017年 2019年 イギリス
原作 チャールズ・フォルスマン
脚本 チャーリー・コヴェル
監督 ディスティニー・エカラガ ジョナサン・エントウイッスルほか
出演 ジェシカ・バーデン アレックス・ロウザー
(2シーズン)
 
 
自分はサイコではないかと悩むコミュ症な高校生の男の子と
世間に迎合できず自分に苛立つ高校生の女の子が旅する
ロードムーヴィーで
風変わりなラブストーリー。
(風変わりすぎて、ラブストーリーかどうかも断定できないが…)
 
イギリスのコミック原作のテレビシリーズで、1話20分ぐらい。
どんどん見れる。
 
イギリスっぽいオフビートなブラックコメディで
突き放したような演出と面白がったカット割がイギリスの低予算ものの
映画っぽくて格好よく、
登場人物のモノローグで進んでいくのもいかにもイギリスっぽい。
風景もイギリス。(当たり前か)
イギリス映画が好きな人には面白い作品です。
イギリスのー
ああ、もうイギリスはいいって?
すみません…。
 
ワタクシのイメージする正しいヨーロッパ映画
子供が見て
「人生はロマンティックで残酷だ」と思うようなものでありまして
これはある意味
正しいヨーロッパ映画のテイストを持ったドラマだと思います。
いくらfucking連発だろうと、グロな殺人シーンが出てこようが
精神はフェリーニと一緒なのです。ジャン・ルノアールと一緒。
格調高いのであります。(言い過ぎか…)
 
好みとしては第1シーズンで終わっても良かったかなとも
思いますが、第2シーズンも面白うございました。
おすすめ です。
 
さてネトフリチャレンジ、次回は話題作「イカゲーム」です。
「今頃イカゲームかよ」とお嘆きの方もいらっしゃると思いますが
人生とはそんなものと諦めて、次回もご高覧賜りますよう
切にお願い申し上げます。
じゃ、またね。