配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「ダイナスティ」ネトフリ100本チャレンジ#19 その③

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ダイナスティ」でのダニー・トレホ Quantrell Colbert / The CW

 

先日、飯食ってたら前歯がごそっと3本抜けて入れ歯になり
我ながらフガフガしていてジジイ感倍増の阿覧です。
 
「うまく喋れない」と歯医者に訴えたら、
「入れ歯なんてそういうものです。慣れるまで我慢してください」と言われて
思わず激怒。
「フマフ サベレナイホ ヒボホニ ヘイヒョウ ハンダホ!」
などとフガフガ文句言いながら
歳を取るってこういうことなのねと納得してしまいました。
 
入れ歯は少し薄くしてもらって、多少はましになりましたが
まだ喋りにくく、じーさんみたいでやだなと思う今日この頃です。
(じーさんなんだからしょーがないけど…)
 
老化についてはまだまだ30ページぐらい書けるのですが
ここは特にそういうブログではないので
そろそろ参りましょう。
ネトフリ100本チャレンジ「ダイナスティ」第3シリーズです。
 
(第3シリーズ)
 
ネタが尽きたのか、オリジナルシリーズと同じ構成なのかわかりませんが
もう「面白ければ何でもいい」的な雰囲気も漂う第3シリーズ。
視聴者をだまくらかした「逆転劇」のようなオチが多用され、
ブレイクが逮捕されて獄中結婚したり裁判したりします。
さらにファロンのエリザベス・ギリーズがスキさえあれば歌い出して突然ミュージカルに
なったり、屋敷で「カーダシアン家」みたいにリアリティ番組を撮り出したり
もうやったもん勝ちなはちゃめちゃさ。
 
なんと言っても白眉は19話のダニー・トレホの回。
ブレイクが海外で拘束されて、リアムとアダムとサムが助けに行くのですが、
サムのヒーローが「マチェーテ」のダニー・トレホ
サムの幻想の中ダニー・トレホ(本人)が登場して、ブレイク救出を手助けするという話。
 
ダニー・トレホ知らない人は写真見てください。
ずっと悪役とか死ぬ役をやってた凶悪な顔をしたメキシコ人で
いとこのロバート・ロドリゲスの監督した「マチェーテ」で初主演したという
強烈なキャラのジジイ…いや俳優さん。
自分がジジイだから共感するわけじゃないが
存在自体が面白くてダニー・トレホ最高です。
 
あと登場人物たちが憂さ晴らしに旅に出て、朝起きたら財布も携帯もなくて
「夕べ何が起きたんだ?」と真相を探る回というのも
他のストーリーと関わりがあまりなく、トボケていて好きです。
 
などと言ってるうちに第3シリーズが割とあっけなく終了。
ついに半年がかりとなった「ダイナスティ」も残すところ
第4シリーズだけとなりました。
 
続いてドンと参りましょう。第4シリーズー。
 
(第4シリーズ)
 
才能あんのにブレイク憎しに凝り固まって人生無駄にしているジェフと
陰謀大好き元妻アレクシスによって、当主ブレイクが屋敷を追い出され
わがまま娘ファロンは会社起こしたり売ったり、結婚したり、
相変わらず忙しいキャリントン家。
 
さらにこの第4シリーズ途中から、各エピソードの巻頭に
葬式シーンが入り始めます。
(視聴者の興味をあおる露骨な作戦)
最初は「4ヶ月」のテロップが入り、誰が死ぬのかわからないまま
ついには「3日前」まで行きます。
この頃にはおおよそ見当がつくのですが
どんでん返しや意外な結末が大好きな「ダイナスティ」だけに
絶対外してくると思ったら、…やっぱり。
 
ほんとにあざといヒトたちだと感心してしまいます。
 
このシリーズのスペシャルゲストは
ビッグなのかセコいのかワタクシにはよくわからないですが
4話にバックストリートボーイズのブライアン・リトレルが出てきます。
(金で釣られてリモート中継でヒット曲を歌うという設定)
 
そしてもう要約もできないほどのいろいろあって
(決して手抜きではありません)
ついに最終22話を迎えました。
 
いやー、感無量です。
しかし話は混沌としたまま。
あと1話でどうケリをつけるのでありましょう。
 
ブレイクはついに上院議員に立候補し、
最終回はその選挙集会のパーティ。
 
ヤバイ人たちがピストル持って集まってきて
 
あの人が×××(ネタバレのため自主規制)!?
 
えーここで終わりなの!?
何にも解決してないのに!?
 
慌ててネットで調べたら、もう第5シリーズ撮ってるという
続きありきのエンディングでありました…。
 
なんか肩透かしな気分ですが
次はいよいよチャレンジ20本目!
『ダーク』です。
(まだ20本目かよ!)