配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「ザ・クラウン」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#43

ザ・クラウン netflix

 

残暑お見舞い申し上げます。
阿覧澄史あらんすみしでございます。
長い夏休みもお盆を過ぎ、そろそろ働かないと
家人の視線が厳しくなってるなと思っておったら
遅まきながら我が家に新型コロナの洗礼が
やってまいりました。
 
最初はバーバ(義母・83歳)が体調を崩し
2、3日寝込んで回復。
「まあ、トシだからね」などと言ってたら
次はハー子(小学3年・8歳)が
妻(50代)の監修のもと夏休み宿題の
自由研究やってる時に
ウダウダ寝っ転がりだしたので
妻が「あんたやる気ないの!」と激怒。
すると娘は「アタマ痛い」と言い出し
仮病かと思ったら熱があり病院へ。
風邪の診断でありました。
 
そしたらそのうちに妻も具合悪くなって寝込み
我が家は野戦病院化。
感染から逃れたワタクシは買い出し、おさんどん、
その他家事一般を
やらされる羽目になったのであります。
 
病院ではもはやコロナの検査はしてくれないので
念のため抗原検査キットを買ってきて
妻とハー子にやってみると
なんと「陽性」。
おお、バイオハザード発生!
 
それにしても今頃かよ…。
つくづくトレンドにヴィヴィットでない
わがファミリーであります。
 
ワタクシは普段から家族と距離をとっておりますので
(ちょっと悲しい)難を免れ、
別室に篭ってネトフリを見ております。
皆様もまだまだ新型コロナウイルスには
お気をつけください。
 
 
ネトフリ100本完全踏破チャレンジ その43
「ザ・クラウン」  2016年〜 英・米
原作・脚本 ピーター・モーガン
監督 ベンジャミン・キャロン ジェシカ・フォブスほか
出演 クレア・フォイ オリビア・コールマン 
  ( 5シリーズ 50話)
 
このシリーズ、不勉強にして知りませんでしたが
英国王室ものであります。
それも「ど」ストレートにエリザベス女王一代記。
 
その異常な金のかけ方に驚くとともに
(ネットによると1シーズン340億円!ほんまかいな)
これってイギリス王室の許可とか
どうしてんだろうと疑問であります。
訴えられたりしてないのだろうか?
 
だってフィクションテロップ出したとしても
誰がどう見ても英国王室でしかないし
なんだかスキャンダラスなことが
さも見てきたかのように再現されてるし。
 
日本で言うと天皇家の話なんだろうけど
テレビでも映画でも
そんな企画怖くて誰も出さないだろうなあ…。
 
その昔、エログロB級映画会社新東宝
不敬罪とかお構いなしで
明治天皇と日露大戦争」と言う映画を作り
慣例としてドラマで姿を見せなかった天皇
バンバン出して(鞍馬天狗でおなじみ嵐寛寿郎天皇役)
大儲けしたっていうのに近い気がいたします。
 
つまり「ザ・クラウン」は
340億かけた「キワモノ企画」なのであります。
(我ながら勝手なコト言ってるなあ…)
ネットフリックス恐るべし。
 
まあそんなこと考えながら
「ザ・クラウン」をつらつら見ておりましたが
内容的にはきっちり作られており
イギリス近代史のお勉強にもなるし
面白いです。
面白ければなんでもよしであります。
 
ワタクシ、イギリス王室のことは
朝のワイドショーでデイブ・スペクターの会社とかが
配信してる海外ゴシップでナナメ見するだけで
ほとんど知らなかったのですが
この「ザ・クラウン」を見た今
すっかりイギリス王室通になった気がいたします。
 
(「ダイアナかわいそう。チャールズが結婚しても
カミラと付き合ってるから悪いのに」
「でもチャールズのカミラに対する一途さって
なんかスゴい」とか、通の割には
ドラマの設定そのまま鵜呑みにしてるけど…。
ワイドショー好きのおばちゃんか?!)
 
最終第6シーズンが今年中に配信されるそうなので
楽しみにしつつ、
次回チャレンジは苦手の韓流(!)「人間レッスン」です。