配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「今際の国のアリス」ネトフリ100本チャレンジ 16

f:id:sumishiaran63:20210627232903j:plain

今際の国のアリス NETFLIX
「全裸監督」の新シリーズも配信されたようで
気になりますが、そっちを見るような余裕のない阿覧です。
 
ネトフリ100本チャレンジの第16弾は
ネットフリックス日本制作で漫画原作のゲームものだと
聞き及んでおりますが、果たしてー。
 
今際の国のアリス」2020年日本(制作ROBOT)
1シリーズ 8話
監督・脚本 佐藤信介 脚本 渡部辰城 倉光泰子
出演 山崎賢人 土屋多鳳 金子ノブアキ
 
 漫然と生きていたゲーマーが、 友人2人と迷い込んだ異次元の東京。
そこで次から次へと理不尽なゲームを突きつけられた彼らは、
生きるか死ぬかの戦いを強いられる。 (Netflixより)
 
山田悠介の小説(「リアル鬼ごっこ」など)から、
GANTZ」「ライアーゲーム」などの系列の
「謎の絶対者から命を賭けたゲームを強いられる」パターンの
ゲームものですな。
「バトルロイヤル」などもこの範疇でしょう。
 
ドラマの内容もさることながら、インパクトが強かったのが
第1話でいきなり出てくる「人のいない渋谷の街」。
 
テレビだと、大袈裟にせずにミニマムに処理したり
ロングショットをワンカットだけ合成で作って誤魔化しますが
ネトフリで全世界公開となると
「真っ向から勝負!」みたいに、無人の街をこれでもかと
ドーンと出してきて圧倒されます。
 
どうやって撮ったのだろうかと
ワタクシ、話そっちのけで考えてしまいました。
 
この撮影を本当にやろうとしたら
まず警察に「道路占有許可」を取らなきゃいけないでしょうが
こんな大掛かりな撮影の許可が下りるとは思えません。
よしんば許可が取れても眠らない街渋谷であります。
深夜でも道路を全て封鎖し(見えないところに人止めチーム全部配置)
あたりのビルというビルに話を通し、
歩道も人止めして…(渋谷の酔っ払いなんて誰も言うこと聞かないだろうし)
なんてできるはずはない。
あとは実物大のセットだ!
 
と思っていたら、ほんとにセットでした…。
 
栃木に「足利スクランブルシティスタジオ」というのがあり
渋谷駅前を寸分違わず再現しているというのです。
 
もちろん再現してるのは地面近くだけで、ビルなどは
実写を合成してるのですが、
CG技術の進歩もあり、全然違和感がありません。
(後の話に出てくる猛獣のCGだけは違和感あり…)
 

f:id:sumishiaran63:20210627233017p:plain

足利スクランブルシティスタジオ  T.S.C.P
カマシ」にまんまと乗せられて一気に観た「今際の国のアリス」ですが
「全裸監督」のときも書きましたが、
やはり全編ネトフリイズム。
スタイリッシュな映像と美術。スピーディな展開。
ヴィジュアルはあくまでダークで、アウトローな犯罪っぽさ。 
そして何にもまして重要(だと多分ネトフリの担当者が考えている)なのが
音楽のインパクト。これは日本の映画・テレビの音楽の付け方と
明らかに違う気がします。
 
商売としての部分はよくできていると思いました。
面白かったです。
でも話自体の大枠は子供っぽかったり(そういう原作だからだけど)
芝居のあまりうまくない役者にそのままやらせてたり
感動させようとしているシーンの論理がよくわからなかったり
本質的なところで物足りない気がしました。
(次のシーズンではシナリオ設定もう少し妥協せずに頑張って欲しいです!)
 
 
追記① 第2話のマンション廊下でのアクションシーンは秀逸でした。
 
追記② 刺青の男・ラスボス佐村が回想で
だれも見ていないホームページにわけのわからないブログを書き続けるシーンを見て
「あ、これオレみたいだ」と思ってシンパシーを感じてしまいました…。
 
 
 
 
 
 
 
 

「バードボックス」ネトフリ100本チャレンジ 15

f:id:sumishiaran63:20210622200459j:plain

バードボックス Netflix
なんとか「リバーデイル」5シーズンを見終え
ネトフリチャレンジも第15弾を迎えました。
今回は「バードボックス」
なんと[映画]であります。
 
人気ランキングを上位から見て行って、今までは連続ものばかりでありましたが
初の映画。辛い日々を乗り越えた甲斐があったというものです。
 
「バードボックス」2018年アメリ
 
あらすじは
 
ヒューマンドラマ. 謎の闇に突き動かされた者たちが相次々と命を絶ち、人口が激減して5年。
ここまで生き延びてきた母親が2人の子供を連れて、安住の地を目指す危険な旅に出る。
Netflixより)
 
というもの。
 
主人公のサンドラ・ブロックが子供を連れて川を下っていくシチュエーションと
謎の闇(ほんとになんだかよくわからない。物体なのか、病原菌なのか、宇宙人なのか)に
世界が崩壊していく中、サバイバルするサンドラ・ブロックの回想が
交互に繰り返される構成。
 
謎の闇を「見たら自殺しちゃう」という設定がミソで
敵を見ないように目隠ししたり、命綱をつけて戦ったり
一風変わったサスペンスホラーになっています。
 
女性監督らしく緻密に、上品に作っていて
こじんまりとまとまっていて退屈はしないのですが
正直 見終わって「だから何?」感が拭えません。
 
例えば思い出すのは荒廃した近未来ものなら
つい比べてもの足りなく感じてしまいました。
 
しかし、謎の闇って一体何だったのだろう…。
 
追記
一目見ただけでわかるジョン・マルコビッチがクソオヤジを演じていて
目が離せない。真面目な演技をしてるんだが、なんだか笑ってしまうのは
なぜだろう。というか 
なぜジョン・マルコビッチがこの役?

「リバーデイル」その② ネトフリ100本チャレンジ14

f:id:sumishiaran63:20210621200025j:plain

ひまわり畑近況 雑草多い!
本格的に梅雨の今日この頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 
先日、5月に種を播いたひまわり畑に行き
死にそうになりながら野良仕事をしてまいりました。
畑の背の高い雑草を抜き、
ひまわりの株の周りの土を盛りあげ
混み合ったところにあるひまわりをうまく育たなかったところに
移植する
と、かんたんにいうとこれだけですが
蒸し暑い中で慣れぬ鍬とスコップをふるっての作業は
だらけきった体にはたいそうキツうございました。
マジで熱中症になるかと思った…。
 
大体昼過ぎにのこのこ行って作業しちゃいかんのであります。
農作業は早朝からやらないと。
 
作業終わりはなんだか真っ当な人間に戻ったような達成感を
感じ、「社会復帰」の文字が脳裏に浮かびましたが
今日もまだ体の節々は痛み、使い物にならないワタクシであります。
 
そういうわけで気を取り直しネトフリチャレンジ「リバーデイル」であります。
 
 前回シーズン2を見終わったところまでお伝えしましたが
あの後も地道に見続けておりました。
しかし、みれどもみれども終わらない。まるで無限地獄。
 
3シーズン目は話がどんどん膨らみ、派手に派手に展開していきます。
少年院というか、少年刑務所で「ジェイルハウスロック」を踊り
リバーデイルの町はRPGゲームにどっぷりハマり、
着ぐるみのドラゴン(ガーゴイル)が闇に闊歩、
そして主人公たちの父ちゃん母ちゃんの青春時代の回想が始まります。
演じるのは息子・娘役の俳優で(フレッドをアーチー役のKJアパ、
アリスをベティ役の子がやるという具合)
そこだけA-haの「Take on me」やスパンダーバレエの「True」がかかったりして
学芸会みたいになったりします。
 
学芸会といえば、唐突に学校でミュージカル「ヘザース」をやる回があり
1回丸ごとミュージカルになったり、
しまいにゃよくわからないうちにアーチーとベロニカの父ちゃんがボクシングの試合したり、
ほんと視聴率のためにはなんでもあり的なハチャメチャさで
おじさんにはついていけません…。
 
そうこうするうちにアーチーの父・フレッドの出番が少なくなってきていて、
フレッド役のルーク・ペリーが亡くなったのはこのころなのかと思っていると
シーズン4の1話目はドラマ上でもフレッドが死んだことにしてあり
完全にルーク・ペリー追悼回になっておりました。
 
今までの「なんでもあり」カラーから一変、
この話だけ独立した話のようにしっとりとしたトーンで
ゲストも「ビバリーヒルズ青春白書」で共演していたシャナン・ドハーティ
出演して印象的な役をやり、アーチーをはじめレギュラー陣も
ルーク・ペリーへの敬愛が伝わるような演技を見せるという
今風にいうと「神回」でありました。
 
そのあと続くシーズン4自体も
シーズン3のやりすぎ感を払拭しようとしているように
「ややまとも」に戻したように感じられます。
(反省したのかどうかはよくわからないですが)
 
そしてようやくシーズン5。
最初の方で主人公たちはリバーデイル高校を卒業、
4話目からその「7年後」の話となります。
(どうもコロナでシーズン4を3話撮り残したということらしい)
 
主人公たちの近況を語り、そして町と学校の立て直しに奔走する
という話になっていくのですが
シーズン5はなぜか10話で終わり、
何も解決しないうちに話途中で唐突に終わります。
ようやく見終わってほっとはしましたが、いくらなんでも
これで終わりはねえだろという
複雑な気持ちで見終わったのでありました。
 
追記 どうでもいいんですが
   ジャグヘッドがガンバ大阪の遠藤に見えて
    仕方ありませんでした。
   (というかゲゲゲの鬼太郎?)

「リバーデイル」その① ネトフリ100本チャレンジ14

f:id:sumishiaran63:20210608221933j:plain

リバーデイル Netflix
ジメジメした今日この頃いかがお過ごしですか?
相変わらずグータラした生活を送るワタクシ阿覧
身も心もジメジメしてマタンゴのようになっております。
 
このブログも更新が途絶えがちで
間隔が空きましたが、決してチャレンジをサボっていたわけではありません。
「リバーデイル」を暇をみつけて観ておるのですが
これがまた一向に観終わらないのであります…。
 
もう36エピソードも観てるのに2シーズンめが終わったところで、
なんか騙されたような気分ですが
あと3シーズン残っております。
 
 
「リバーデイル」アメリカ (5シーズン 86話)
  2017年〜 
企画・脚本 ロベルト・アギレ・サカーサ 監督 リー・トランド・クルーガー他
出演  KJアパ リリ・ラインハート カミラ・メンデス
 
大まかなストーリーとしては
 
アメリカののどかな田舎町リバーデイルで
高校生活をエンジョイするアーチーとベティたち。
しかし金持ちの友人・ジェイソンの死に端を発し
不可解な事件が次々に起こり
アーチーたちは否応もなく巻き込まれていく。
 
やがて事件は町全体を揺るがせ、隠された人間関係や
町に潜んでいた闇までをも明らかにしていくのだったー
 
みたいな感じか。
 
学校を中心としたアメリカンなスモールタウンドラマというと
このネトフリチャレンジですでに
ストレンジャー・シングス」「13の理由」
「セックスエデュケーション」と
ゲップが出るほど観てきたので、またかと言う気もします。
 
コミックが原作になっていますが
ほぼキャラクターだけ流用したオリジナルストーリーのようです。
日本で言えば「ど根性ガエル」のヒロシとゴリライモと京子ちゃんが
殺人事件に巻き込まれるようなもの?(ちょっと違うか…)
チッチとサリーのサスペンス? ナッキーの殺人事件?
ま、そんなことです。
 
そしてワタクシが驚いたのは主人公アーチーの父ちゃん母ちゃんでした。
父ちゃんは「ビバリーヒルズ青春白書」のディランことルーク・ペリー
(知らない人はなだぎ武の「ディラン」のモデルだと思ってください。
この「リバーデイル」出演最中に急逝なさったそうです。合掌。)
 
母ちゃんも最初出てきてもよくわからなくて
「なんでこんな太ったブサイクなオバチャン(失礼)主人公のママに
キャスティングしたんだろう」とマジで思ったら
な、なんとモリー・リングウオルドでした。
「プリティ・イン・ピンク」ですよ!!いっせいをふうびしましたよ。
ブラットパックですよ!!!
あのモリー・リングウオルドがこんなになっちゃって…(絶句)
諸行無常ですな。
 
それはともかく
この「リバーデイル」というドラマ、
技術的にはテンポよく観やすい作りで、手練れのスタッフが作っている感じがします。
ただ面白く見せようとしすぎてあざといというか、わざとらしいというか
心が全くない。
娯楽ドラマにそんなもんはイランと言われるとそれまでですが
クリエイターに登場人物への愛情が感じられないのであります。
バックグラウンドやキャラの一貫性が犠牲になってるような。)
 
うーん、このドラマ
ある意味大映テレビみたいなものなのかもしれません。
良くも悪くも「バカげてる」
けど面白くて続けて観てしまうのであります。
 
(この項つづく)

「宇宙を駆けるよだか」ネトフリ100本チャレンジ#13

f:id:sumishiaran63:20210528201624j:plain

宇宙を駆けるよだか Netflix
一日中雨の予報だったので
朝から「宇宙を駆けるよだか」1話から見始めました。
こんな雨ばっかり降ってるのに関東地方梅雨入りしてないって
一体どういうことなのだろう。
 
 
2018年 日本     (シーズン1 6話)
原作 川端志季 脚本 岡田道尚
監督 松山博昭
 
 
少女漫画原作でジャニーズWESTの二人がダブル主役という
ちょっとオヤジにはえげつない情報を得てしまい
身構えつつ観ました。
「壁ドン」とかやるんじゃないだろうな?
何が悲しくてそんなの見なきゃいけないんだと
観る前から過剰反応気味なワタクシでありました。
 
明るくて可愛い高校生のあゆみは
ある日容姿に悩む同級生の然子と姿が入れ替わってしまう。
自分の体、そして大好きな彼を奪われてしまうあゆみだったが…。
Netflixより引用)
 
なるほど。そうきたか。
古くは「転校生」から「君の名は。」まで
幾多の亜流を生む入れ替わりものであります。
 
商売的にネームヴァリューがあるのはジャニーズなので
タイトルテロップは男二人からになりますが
物語の主役は小日向あゆみ=清原果耶。
しかし1話のしょっぱなからあゆみと然子が入れ替わるので
そうなると実質主役は海根然子役の富田望生
 
この子が
「自分の容姿がブサイクである」という前提がないと
ドラマが成立しないというティーンにはきつい役を
うまくこなしていて、ほんとに彼女ありきのドラマになっております。
 
中盤3〜4話ぐらいストーリーがもたつきますが
後半、予想通りの展開にならないように仕組んであり
見応えあります。
 
そして面白さの追求だけでなく
「人の価値はカオだけじゃないよ」という教訓劇にもなっていて
作り手側の意志も感じさせてくれます。
 
ただ「絶賛」というわけではないのです。
いちばんひっかかっていたのは
入れ替わってしまった少女たちの心理・興味が
ワタクシにはよくわからないということ。
少女漫画原作だからなのか、こんなに特殊な状況なのに
主人公たちのいちばんの関心事は「恋愛」だというのは
どうも自然じゃない気がするのであります。
物語が恋愛方面に作為的に動いてるみたいで
「そんなんどうでもいいじゃん」とか思ってしまうのは
ワタクシだけでしょうか?
 
そんな違和感を感じつつもふと考えたのは
「自分の感性が老化してるのではないだろうか」ということでありました。
(最近このブログも「オヤジが観るにはキツい作品」みたいなことばっかり
言ってるし…。)
 
うーん。
自分が高校生の頃、恋愛は結構重大なことだったような気もするが
あまりに古すぎてもはやうまく思い出せん…。
そんなオヤジがこの作品を偉そうに語っていいのか?
 
入れ替わりものでも「恋愛」を主軸に置いたからこそ
描ける「感情」もある。多少辻褄が合わなくても、
リアリティがなくても、
ドラマにとってもっと大事なことがある
っていうことなのか?
 
いろいろ考える今日この頃ではありました。
 
この作品にも不満は多々ありますが
学園ラブストーリーの枠に止まらない意欲作だと思います。
(多少「オヤジが観るにはキツい作品」ではありますが…。)

「サイコだけど大丈夫」ネトフリ100本チャレンジ#12

f:id:sumishiaran63:20210526211957j:plain

サイコだけど大丈夫 Netflix
みなさまお元気ですか?
なんだか見てくれる人の少ないブログなので
誰に向かって言ってるのか、若干の虚しさを感じつつも 阿覧澄史です。
 
今回はまたもや韓流。
韓流苦手だってずっと言っておりますが
「サイコだけど大丈夫」です。
ダメ、いや、絶対ダメ。
 
 
「サイコだけど大丈夫」
 2020年韓国 (1シーズン/16話)
 脚本 チョ・ヨン 監督パク・シヌ
 出演 ソ・イエジ キム・スヒョン オ・ジョンセ
 
 
関東地方はなんだか梅雨なのか、梅雨入ってないのか
とにかく天気の悪い毎日で
スクーターでの外出もままならず
昼間っから「サイコだけどー」を見続けておりました。
 
そして眠い。
いや、これは「サイコー」がつまんないとかじゃなくて
娘が小学校にいくようになって
起床時間が早くなったので、早くに起こされて
しまうからであります。
 
だったら早く寝ればいいのだが、夜はなぜか
無駄なことをして遅くまで起きててしまうのです。
(最近「キングダム」1巻から最新61巻まで
読み返してしまった…仕事もせずにもう人間のクズ!)
 
 
愛を知らない人気童話作家と、精神病棟で献身的に働く男。
辛い思いを抱えて生きる2人の運命が交錯する時、
互いの心に癒やしをもたらす、新たな人生の扉が開く。
Netflixより)
  
この紹介文の通り、バリバリのラブストーリーでありますが
ミソとしては男に精薄っぽい(正しくは自閉スペクトラム症の)
お兄さんがいて、子供を見るように面倒見なくてはいけないという
ところであります。
自閉スペクトラム症ーうまく人と付き合えない・言葉の使い方がおかしい・
強迫的、儀式的な行動をとる病気とのこと)
 
この兄ちゃんがキーパーソンでありまして、
彼の子供のような発言・行動が二人の心を揺り動かし、
時には仲を引き裂き、ストーリーを引っ張っていくのです。
(ちょっと作り手側としてはヒキョウな気がするが…)
 
そしてドラマの美術としては異常に完成度が高い絵本と
アニメーションをバンバン使い、
古い洋館のセットと合わせてムードを盛り上げ
サイコ(というかツンデレ?)な女をより美しく見せていくという感じで
進んでいき、他の韓流ラブストーリーとの差別化を図っております。
 
うーん。
しかしながらこのドラマ、ワタクシにはキビシー!(©️財津一郎
 
偶然が多すぎて醒めてしまうのと
登場人物の気持ちがわからなくて感情移入できない。
何より登場人物が泣きすぎる。
後半ムン・ガンテもコ・ムニョンもポロポロポロポロ泣いてる。
「見てる人が泣く前に登場人物が泣くとシラける」というのが
ドラマ作りのセオリーなのに…。
 
しかし韓流ドラマのラブシーンは
なぜ必ず歌モノのバラードが流れるのだろうか?
 
そしていつもエピローグが長いのはなぜ?
 
16話ようやく見終わって
ワタクシも別の意味で泣きそうでした…。
 

「エミリー、パリへ行く」ネトフリ100本チャレンジ#11

f:id:sumishiaran63:20210521200559j:plain

エミリー、パリへ行く netflix
「13の理由」4シーズン・49話をようやく見終わり
11本めは「エミリー、パリに行く」であります。
 
セックス・アンド・ザ・シティ」のプロデューサー(ダレン・スター)
が作ったドラマということで、見る前にワタクシ(もしくはワタクシの
ようなおっさんたち)の好みには合致しないことはおぼろげに見当は
ついているのですが
もしかしたら傑作!ということもあるかもしれないと
とにかく見始めました。
 
「エミリー、パリに行く」Emily in Paris
  2020年アメリカ     (1シーズン 10話)
 企画 ダレン・スター 脚本 ダレン・スター他
 監督 アンドリュー・フレミング
 出演 リリー・コリンズ フィリピーヌ・ルロア・ボリュー
    アシュリー・パーク
 
(あらすじ)
シカゴのマーケティング会社で働くエミリーは
会社の都合で突然パリに行かされる事になる。
華やかなパリにワクワクするエミリーだったが
出向先の会社ではフランス語がしゃべれないことや
アメリカとの価値観の違いに苦しまされる。
しかしアメリカ娘の過剰なポジティヴさと得意のSNSを駆使、
ピンチを乗り切り、パリの生活をエンジョイしていくのでしたー
 
といったような内容。(だと思う…。)
 
見どころとしては
アメリカ人とフランス人の生活習慣の違い、フランス生活あるある
パリの名所紹介、
エミリーの多彩なファッション、
イケメンとの恋愛など。
さらにカラフルなテロップとツイッター画面のインサートによる
ポップな絵作り。
つまり若い女の子向けの作品でありました。
 
作品としては悪くないとは思います。
…しかし、ワタクシ的にはエミリーのキャラが好きになれず、
というより「インフルエンサー」という存在自体が
嫌いなのでそれが辛うございました。
いっそ「迷惑系インスタグラマー」みたいなキャラにして
暴れてくれたら面白かったのに。
 
救いは1シーズン(全10話)だけでしかも1話30分前後という
お手軽な尺か。
 
追記
「アンブレラアカデミー」と「13の理由」にも出ていた
ケイト・ウオルシュがシカゴの会社の上司役でまた出てきて、
この人はネットフリックス専属俳優なのかとびっくり。
3本続けて見てしまいました。