配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ラスト・キングダム」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#49

ラストキングダム Netflix
 みなさまいかがお過ごしですか。
ラグビーW杯日本代表の試合の日には
朝4時に起きて声援を送り
家族のヒンシュクを買っておる阿覧澄史あらんすみしです。
 
 元々ラグビーってガタイがいい方が有利にできてるので
日本人には向いてないような気がいたしますが、
そこを作戦と猛練習で克服している日本ナショナルチームの姿が
スポ根マンガみたいで惹かれるのであります。
ひたむきさを思い出して頑張って欲しいと
切に応援するこの頃であります。
 
そんなワタクシの今回のネトフリ100本完全視聴チャレンジは
「ラスト・キングダム」。
ラグビーの母国イングランドの話ですが
ラグビーができるのは、この話の後千年ぐらい先なので
イムリーとはいえないかも知れません…。
 
ネトフリチャレンジ49
「ラスト・キングダム」
2015年〜2023年 英・米
製作総指揮 ナイジェル・マーチャント他
原作 バーナード・コーンウエル
脚本 マーサ・ヒリアー他
監督 エドワード・バサルゲット デビッド・ムーア他
(5シリーズ 映画1エピソード)
 
紀元866年ごろのイングランド
北欧からデーン人(バイキング)が侵略を繰り返し
国内もいくつかの王国に分かれて対立。
戦国時代でありました。
その一つ、ノーザンブリア王国の北の城・ベバンバーグの
太守の息子に生まれたウートレットは
叔父に国を乗っ取られ放逐され、デーン人に育てられて
デーン人として成長して行きます。
しかしウートレットは陰謀によってデーン人社会からも
弾き出され、期せずしてウエセックス王国のアルフレッド大王の
イングランド統一のために戦うことになるのでしたー。
 
言うなればイギリスのNHK大河ドラマでありまして
歴史的事実を踏まえた血湧き肉躍る大活劇が
繰り広げられるのであります。
 
主人公ウートレットは実在の人物をモデルにした
架空の熱血キャラクターで
こいつがめちゃくちゃ強いのにバカなので
いろんな陰謀に引っかかったり、貧乏くじ引いたり
奴隷に売られたり、家族を殺されたりしながら
各シリーズの最後は逆襲に転じてスカッとジャパン(いやイギリス)な結末
というのが延々と繰り返される話です。
(ちょっと違う気もいたしますが…)
 
ポイントは主人公がキリスト教徒じゃないところで
この時代、我々が見ていておかしいと思うくらい
「教会の権威とキリスト教倫理が絶対」でありまして
デーン人として育って教会に反発する主人公の心情が
よくわかるのであります。(バカだけど)
 
展開も速いし、アクションに金かかっていて迫力もあり
「ゲームオブスローンズ」とか好きな人には
おすすめのシリーズです。
(チャレンジに関係ないけど
 完結編の映画「死すべき7人の王」まで見てしまいました。)
 
ちょっとだけ苦言を申すと
日本語字幕が不親切に感じました。(字幕で見てるので)
登場人物の名前表記がエピソードによって
「ウートレッド」だったのが「ウトレッド」になったり
「ベオカ」「ベオッカ」、「ラグナル」「ラグナー」とか。
バラバラなので、見ていてちょっと混乱したりしました。
翻訳者が違うのでしょうが、その位統一して欲しいです。
 
余談ですが
ラスト近くのエドワード王とスコティア軍の崖の上の合戦シーンを見ていて
思わず叫んでしまいました。まだ千年早いか。
 



「マリッジ・ストーリー」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#48

マリッジ・ストーリー Netflix
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
「オヤジのアタマなんかシラガだろうが緑だろうが
七色だろうが誰も気にしないからなんでもいい」と
今まで頭髪に関しては全く頓着してこなかったワタクシでありますが、
このたび人生初の白髪染めをいたしました
阿覧澄史あらんすみしでございます。
 
 小学3年生の娘ハー子の授業参観に行くことになり
父親があまりにもジジイに見えると
隣の席のクソガキが
「ハー子のパパ、じーさんじゃん!」とか言って
からかって娘を泣かせたりして、
その後学校から帰ってきたら
「パパ嫌い。学校来ないで」
なんて泣きながらこども部屋に走り去って
父子の間に深い溝が生まれるー
 
とか妄想が膨らんでしまったのであります。
 
よく考えるとこども部屋はウチにはないので
「泣きながら部屋に走り去ったり」は
できないのでありますが、
なんか発作的に床屋で白髪染めをした次第でございます。
 
 とはいえ、流石に急に真っ黒い髪になるのは
気が引けて、床屋のオヤジには
「白いとこ少なくしてまだらに染めて」
と頼んだのでありますが
完成したら不自然なくらい真っ黒黒すけになっており
ワタクシちょっと絶句してしまいました。
 
床屋のオヤジは半笑いで
「思ったより染まっちゃいました」とか言っており
ワタクシは
「染まっちゃいましたじゃねーだろ!」
と思いましたが、やり直すのも面倒くさいので
そのまま帰宅いたしました。
 
 うち帰って改めて鏡で見ると
肉体的加齢に比べて黒々とした髪は
違和感ありまくりで
これで授業参観行ったら
「ハー子の父ちゃん変なアタマ!」と
娘が余計イジメられちゃうんじゃないかとも思いましたが
授業参観は特に何事もなく終了したのでありました。
 
やっぱりオヤジの髪の毛なんて誰も気にしちゃいねーよ!
(娘も。)
 
今度授業参観のときは金髪にしてやる
とか密かに決意するワタクシでした。
 
おっと。しょーもないハナシが長くなってしまった…。
 
 
ネトフリチャレンジ48
「マリッジ・ストーリー」
2019年英・米
監督・脚本 ノア・バームバック
(映画)
 
 
「マリッジ・ストーリー」、タイトルは「結婚物語」で
ありますが、端的に言って離婚のハナシであります。
舞台の演出家と映画女優の夫婦(と幼い息子)が
離婚が決まってから離れていくまでの離婚物語。
 
…え?ここまで書いて思ったのですが
これってすごいネタバレ?
 
冒頭に夫のいいところ、妻のいいところに関する
ナレーションと映像のモンタージュが続き
そういうハッピーなハナシかと思っていると
互いのいいところを言い合う「離婚時の精神分析治療」
だったことがわかるという構成が洒落てるから
ほんとは離婚のハナシなんて知らなきゃインパクトが
あるのかもなあ。
 しかし「一言でどんな映画?」と聞かれて
「離婚の映画」と答えないわけにはいかないので
まあ「セーフ」ということにいたしましょう。
 
 このハナシは監督の体験をもとにしたものと
どっかに書いてありました。監督のノア・バームバック
前作の「イカとクジラ」もモデルが作家と映画評論家の
両親だそうですから、ニューヨークのギョーカイ体験を
映画にするヒトなのでありましょう。
 NYのギョーカイもので言うとウディ・アレン
「アニーホール」とか「マンハッタン」に近いので
この監督をウディ・アレンと比較する向きがあるようですが
作風はそんな似てないような気も致します。
 
 ウディ・アレン的な計算したコミカルさと言うより、
辣腕弁護士とかがからんできてヒボーチュウショウ合戦になったり
西海岸と東海岸を行ったり来たりしたり救いようのない騒ぎとなる
ギョーカイ離婚を普通に描写するだけで
ある意味コミカルだったりします。
 きっとその離婚の大騒ぎを単純にありのまま描いたのが
この映画の面白いとこかもしれません。
 
 特にワタクシなんぞはどうしてもお父さん側の目線で
見てしまうので、
どんなに子供を愛していてもお母さんのようにはうまく扱えず、
子供もあまり懐いてないのが妙にリアルだなと思いました。
 
 離婚というのは決着がついても
誰もハッピーにならないものでありまして
夫も妻も子供も周りの人々も
モヤモヤっとした想いを残したままのような
気がいたします。
 だからこの映画も登場人物は皆ハッピーにならず
見てる側にカタルシスもなく、決着もつかないような
気持ちにさせるのでしょう。
ドラマとしてちゃんとしていないとこがいいという
不思議な映画でありました。
 
最後に出てくる歌「be alive」が素晴らしいです。
(やはりドラマとしてちゃんとしてなくて良い)
 

「First Love 初恋」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#47

First love 初恋 netflix
先日、久しぶりに
首都圏と北関東のボーダーでありますところの利根川
(諸説あり?)を渡り、東京まで行ってまいりました
茨城県阿覧澄史あらんすみしです。
 
知り合いに某高級焼肉チェーン店の
お食事券をもらったのですが
そんな高級焼肉店などイバラキにはなく、
常磐線に乗って上野まで行くことになったのであります。
 
 妻子も連れてまいりました。
田舎モノの上に貧乏な家族が高級焼肉店に入るのは
緊張いたしましたが、
やはり普段「激安食べ放題焼肉店」しか
連れて行っていない娘・ハー子(8)にも
「ちゃんとしたヤキニク」というものを知らしめるべく、
勇気を振り絞り、それは清水の舞台からとび降りる覚悟
でございました。
(それほどのことでもないか…)
 
さすがに高級ヤキニク店、美味でございまして、
何より肉が柔らかい。
娘は夢中で食べておりましたが
あとで感想を聞くと
「おいしかったけど、焼肉●島(いつも行く食べ放題)の方が
 いっぱい食べれていい」
とのことでした。
親は喜んでいいのか悲しむべきなのか
よくわからんコメントであります。
 
こいつにもそのうち「初恋」なんて訪れるのでありましょうか。
 
 
ネトフリチャレンジ47 
「First Love 初恋」 2022年日本
脚本・監督 寒竹ゆり
(1シリーズ 9話)
 
札幌でタクシー運転手をするひとり身の中年女性・野口也英。
その初恋の相手である同級生並木晴道もまた
札幌で警備員をしており、結婚を控えていた。
そんな時並木は偶然也英を見かけ、
想いに駆られて彼女を探し始めるー。
 
その現在の話に高校時代の二人の思い出が
インサートされて、物語が進んで行きます。
 
なんでも宇多田ヒカルの「First Love」('99)と「初恋」(2018)
をイメージして、実際に曲が発表された20年あまりの
物語にしたのだそうであります。
 
最初、現在の也英・満島ひかり
回想の也英・八木莉可子
あまりにも似てないので同一人物の回想だと言うことが
わからなかったりもしますが
(それってワタクシがバカなだけ?)
画作り、雰囲気作りが巧みで
ストーリーもいろいろ盛り込んで
飽きさせない作品でございます。
 
ワタクシが印象に残ったのは
演出家(監督)が
良くも悪くも全ての設定を
きっちり見せようとしているところでしょうか。
自衛隊の訓練、飛行機、空港も
タクシー会社もダンスシーンも
回想の細かいワンシーンに至るまで
テーマに関係ないところも何一つ省略することなく、
最初から最後まで見せてるなあと思いました。
(スタッフは大変であります)
 
そしてもう一つ、
大事な「良くも悪くも」がありました。
 
それは物語の核になる部分なので
ネタバレしないことをモットーとする
当ブログでは書けませんが
ワタクシ見てて、つい
 
「え?今まで割とリアリズムで新し目な感じだったのに
 そんな大映テレビみたいな設定でホントにいいの?」
とか叫んでしまいました。
 
でも
その設定によって
話は面白くなっておるんですよね…。
 
でもでも、
もっとなんかやり方なかったのかなと
少し残念でございました。
新しいタイプの日本のドラマになり得たのに
一気に昼メロまで戻ったような…
 
ここまで言ってしまったら
ついでにもうひとつだけ
個人的意見を言わせていただくと
(全9話だが)8話で終わったら最高でした。
 
…って、
9話は海外ロケまでして金も労力もかかってる
大作なのに、見なくてよいなんて言っていいのか?
 
ごめんなさい、ごめんなさい。
変なイミじゃなくて、純粋に作品としての読後感が
その方がいいと言うことなのでございます。
 
 ワタクシは8話のラストシーンを見て
「ああ、ここで終わるのか。切なくていい終わり方だな」と
ホントに思ってしまったのであります。
だから、9話が残ってるのに気づいて愕然、
まるまる1話おまけというか、エピローグにしか
見えなかったのでありました。
個人的意見と言うことで暴言をお許しください。
 
なかなか興味深い作品だったので
ついいろいろ言ってしまいましたが
皆様ご覧になり
ワタクシの意見が暴言なのか共感なのか
ご教示いただけると幸いでございます。
 
 
 

「浅草キッド」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#46

浅草キッド Netflix
 どーも阿覧澄史あらんすみしです。
「ネットフリックスの作品を100本全話見て
『若いもんはけしからん』とオヤジがぐだぐだ言うチャレンジ」も
今回46本を迎えております。
(あれ?そんな企画だったっけ?)
 まだ半分もいってないのには愕然といたしますが
韓流苦手なワタクシにとっては試練の
「人間レッスン」「ザ・グローリー」の韓流連チャンを終え、
今回のチャレンジは「浅草キッド」であります。
なんと単発ドラマ…いや映画か。
 
配信オンリーの作品を「映画」と言ってしまって
いいのか、よくわかりませんが
ネトフリのカテゴリーは映画になっております。
最近はアカデミー賞に劇場未公開のネトフリ作品が入ったり
「もう映画館で見るだけが映画じゃないのか」とも思う
今日この頃でございます。
 
 「浅草」といえば昔はよく浅草で映画見ました。
浅草松竹で正月に「寅さん」見たり
「東京クラブ」でアクション映画3本立てとか
浅草東宝クレイジーキャッツオールナイト上映とか。
 
その頃からうらぶれた繁華街でありましたが
先日久々に浅草六区に行ったら
あれだけ並んでいた映画館がまるっきりなくなって
妙にスッキリしていて驚いてしまいました。
映画館のなくなった街角はどこも寂しいー
 
おお、追憶の映画館よ。
 
シネコンじゃなくて名画座
 
ワタクシの青春でありました。
 
恋人で、友人で
 
いいことも悪いことも教えてくれたいかがわしい先輩で
 
詐欺師で 聖者で ポン引きで ヤクザで
 
先生でありました。
 
えーん。
 
…失礼いたしました。
浅草キッド」がノスタルジックな映画だったので
ジジイがつい無意味に盛り上がってしまいました。
 
まあそこまでセンチメンタルになることたぁないですな…。
 
今はウチで好きな時に映画見ればよろしい。
いい時代であります。
 
 
<ネトフリチャレンジ その46>
浅草キッド」 2021年 日本
脚本・監督 劇団ひとり
 
ビートたけしの浅草時代を綴った小説が原作。
弟子入りしたビートたけしの若き日の回想の
物語であります。
 
たけしの青春期を
「こんなにモノマネしなくてもいいのに」というくらい
役作りして柳楽優弥が熱演しておりますが
このお話のメインは
伝説の浅草芸人、師匠深見千三郎でした。
 
ワタクシ不勉強にしてこのヒトのことを
よく存じ上げませんでしたが
たけしが尊敬し、芸の目標にする人物として
うまく描き出しているなあと感心いたしました。
 
深見の「馬鹿野郎」を無駄に連発したり
タップダンスをしたりという芸風もさることながら
予定調和な芸をよしとせず
ホンモノを追求するアナーキーさは
まさにビートたけしの目指すもの。(だと思う。)
 
全世界公開のネットフリックス営業的には
「世界のキタノ」の若い頃をうまく見せるのが
重要なのでしょうが
作品のエッセンスとしては
「たけしにはこういう師匠がいた」というのを
納得感を持って見せることが大事だと思うので
よい作品になったのではないでしょうか。
(ちょっと偉そうなコト言ってる?
 どーもスミマセン)
 
あと、ジジイの小言的なコトをいうと
70年代くらいの時代風俗をもうちょっと
突っ込んで欲しかった気がいたします。
 
 ワタクシが気になりましたのは
 
・ストリップの時音楽かけるカセットデッキ 
  (この頃まだオープンリールでは?)
・屋上でたけしと千春がのむ缶ビール
  (缶ビールってあんまり見なかったような)
とか。
ま、あくまでもワタクシの幼少期の印象で
言っておるので、あるのはあったのかも知れませんが。
 
えー、そういうわけで
浅草キッド」面白かったです。
 
ネトフリチャレンジ次回は「First Love初恋」。
次回はもう少し読者対象年齢を下げて
お送りしたいと思う所存でございますので
よろしくお願い致します。
 
(あれ、「初恋」って宮崎あおいの映画じゃないよね?)
 

「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#45

ザ・グローリー Netflix
<突然人生相談>
 
「どうしたらいいのでせう?」
(相談者 阿覧澄史あらんすみし 59歳 茨城県在住)
 
先生こんにちわ。
ワタクシ茨城に住む還暦近い男ですが
仕事もせずに家でプラプラしており
家人に嫌がられております。
 することといえば、「ネットフリックスの番組を
人気ランキング順に100本全話見る」と言う
チャレンジを自分に課しておるくらいですが、
もう3年もやっているのにまだ半分も進んでいません。
 こんなこといつまでもやってていいのでしょうか?
 また、ワタクシ韓国のドラマが苦手で
時々見るのが苦痛になるのですが
どうしたら楽しく見れるでしょうか?
 ちなみに苦手な原因の一つに
「韓国人の名前が覚えられない」ということが
あるのに先日気づきました。
「ザ・グローリー〜輝かしき復讐」を見ていて
8話目ぐらいになっても登場人物の名前を
さっぱり覚えておらんのです。
 愕然といたしましたが
どうしたらカンコク名前を
覚えられるようになるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
 
<回答>
 
「ザ・グローリー〜輝かしき復讐」のいじめっ子
 お天気キャスター
   パク・ヨンジン 先生
 
 今日のソウル地方は高気圧に緩やかに覆われて
いますが、上空の寒気や湿った空気の影響を受け
晴れ時々曇りで昼過ぎまで雨の降るところもあるでしょう…
(「ちっ」と舌打ちして)…わかる?
私はお天気キャスターなの。
クダラナイ相談されてもイラつくだけなんだけど。
大体あなたとは生きてる階級が違うからわからないし
ネトフリチャレンジなんてどうでもいいわ。
韓国ドラマ嫌いなら見なきゃいいじゃない。
もういいでしょ。私は気が短いのよ!
 
 
ネトフリチャレンジ第45弾
「ザ・グローリー〜輝かしき復讐」 2022年韓国
脚本 キム・ウンスク
監督 アン・ギルホ
出演 ソン・ヘギョ イ・ドヒョン イム・ジヨン
 ( 1シリーズ(2パート) 16話)
 
長々とクダラナイことをやってしまいましたが
なぜ人生相談なのか?我ながら訳がわかりません。
…。
今回も韓流、「ザ・グローリー〜輝かしき復讐」であります。
 
ストーリーは題名通り「復讐」ものでありまして
高校時代、貧乏でスクールカーストの最下層にいた
主人公ムン・ドンウンが
金持ちのいじめっ子グループにヘアアイロンでやけどさせられたり
様々なイジメを受けて、残りの人生を賭けて復讐をしていく
(誠におおざっぱではありますが)、そんな物語。
 
日本でも池井戸潤半沢直樹ものなど、
「これでもか!」と言うぐらい悪い悪役(?)が出てくると
カタルシスが増大して盛り上がりますが
このドラマも悪の女王パク・ヨンジンをはじめとする
敵役4人ともホントに悪い奴らで
良心の呵責とか全くないし、絶対反省とかしません。
(この人たちと比べると「鬼滅の刃」の凶悪な鬼なんかみんな甘ちゃん)
 
しかしいじめっ子たちの
このいじめへの「情熱」と「集中力」ってどこから出てくるのだろう?
めんどくさくならないのだろうか?
そんなコト言うと主人公の復讐への「情熱」も
どーなんだろうと思います。

復讐に残りの人生を費やさないで
自分の幸せを追求すればいいのに。
暗くて髪型がオアシズの大久保さんみたいな主人公(!)なのに
(変なやつだが)優しくて金持ちな形成外科医が
言い寄って来てんだから
フクシュウなんかやめて
囲碁でも打って幸せな暮らしすればいいじゃんと。
 
「敵役の嫌がらせに対するアクティヴさに比べて
主人公は何やってるのかよくわからん」とか
「大体あの頭良さそうなパク・ヨンジンの旦那が
10年も嫁の本性を見抜けないとか大バカだな」とか、
他にもいろいろ設定に関する不平不満はありますが
結局のところ
韓国ドラマを楽しむためには
リアリティとか考えちゃいけないんだなと
パク・ヨンジンの憎しみを煽る笑顔を見ながら
考えた次第であります。
 
ん。
なんだかんだ言いながら楽しんで見てしまったようです。
あとは名前さえ覚えられれば韓流コンプレックス克服かな。
 
ーところで チュ・ヨジュンて誰だっけ?
 
(人気ランキング参加しようとしたら
バナーがへんなとこ入って直せません。
まあ、いいか…)

「人間レッスン」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#44

人間レッスン Netflix
皆様お元気ですか?
田舎で相変わらず怠惰な日々を過ごす
阿覧澄史あらんすみしです。
 
 先日娘が学童保育クラブの先生に
「お父さん仕事何してるの?」と聞かれて
「んー、たまに東京でなんか仕事してるけど
あとはうちでテレビ見てる」
などと人聞きの悪いこと云ってたそうであります…。
(まあ、ほぼあってるけど。)
 
今回のネトフリチャレンジは
そんなクズオヤジにぴったり(!?)のタイトル
「人間レッスン」。
ニンゲン一生勉強だ!
 
 
ネトフリ100本完全踏破チャレンジ第44弾
「人間レッスン」 2020年 韓
監督 キム・ジンミン
脚本 チン・ハンセ
出演 キム・ドンヒ パク・ジュヒョン チョン・ダビン
 1シリーズ 10話
 
 
一流大学を目指す真面目な高校生オ ・ジスには
裏の顔があった。自活しなければいけない彼は
携帯やネットを駆使して匿名で売春の元締めを
していたのだった。
それが同級生の女の子、ぺ・ギュリにバレ、
ギュリはなぜかジスを脅迫してまで
ジスの仕事に参加しようとしてくる
そしてそれがきっかけとなり
二人の運命は大きく揺り動かされるー
 
と言うのがあらすじ。
 
ワタクシ全く予備知識がないので
「妙にシリアスだけどエンターティメントじゃないし
韓流にしては変なドラマだな」と不審に思いつつも
まあ展開は飽きさせないし
恋愛モードに入らないので見やすくていいやと
そのまま全10話見終わりました。
 
ワタクシの感想は
・韓流は苦手。
アメリカンニューシネマ的なインパクトはあるが
 ちょっとご都合主義つよめ。
・後半のたたみかけはスピード感あって良い
・ギュリがどうしてそこまでして仕事に参加したかった
 のかよくわからない
・小娘ソ・ミンヒに同情できない。というか言ってるコトが
 オジサンにはまるで理解できない。
・韓国のヤ●●はキ●ガイみたいでコワイ
・韓国のカラオケは怖いとこなのか?
・韓流はみんなエピローグが長い。このドラマも
 10話目まるまるなくてもいいのでは?
・ついでに言うと、韓流は芝居で苦笑する時に
 セリフで「フッ」とスゴくはっきり言うのがなんかイヤ。
・「ケンチャナヨー?」は「大丈夫?」って意味?
 
と言うしょーもないものでありました。
 
しかし、…なんか見終わって違和感が。
このドラマ何がしたかったのだろうと
考えてしまいました。
 
ネットフリックスが金出して制作した意図は何?
なぜエンドロールに「危険なコトがあったら
大人に相談しましょう」的な
警告テロップが出てたの?
 
で、改めてネットフリックスの詳細らんを見ると
 
「TVヒューマンドラマ、韓国、ティーン向けTVヒューマンドラマ、
犯罪TV番組・ドラマ、TVサスペンス、社会派TVヒューマンドラマ」
 
と並んでおりました。
どうやら韓国でネット性犯罪的なものが
社会問題になっていたらしく、その話題を
汲んだ真面目なドラマだったようです。
 
そーだったのか。
「人間レッスン」を見ても
クズオヤジは勉強できなかったと
反省しつつ、次回も韓流「ザ・グローリー〜輝かしき復讐」です。
 

「ザ・クラウン」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#43

ザ・クラウン netflix

 

残暑お見舞い申し上げます。
阿覧澄史あらんすみしでございます。
長い夏休みもお盆を過ぎ、そろそろ働かないと
家人の視線が厳しくなってるなと思っておったら
遅まきながら我が家に新型コロナの洗礼が
やってまいりました。
 
最初はバーバ(義母・83歳)が体調を崩し
2、3日寝込んで回復。
「まあ、トシだからね」などと言ってたら
次はハー子(小学3年・8歳)が
妻(50代)の監修のもと夏休み宿題の
自由研究やってる時に
ウダウダ寝っ転がりだしたので
妻が「あんたやる気ないの!」と激怒。
すると娘は「アタマ痛い」と言い出し
仮病かと思ったら熱があり病院へ。
風邪の診断でありました。
 
そしたらそのうちに妻も具合悪くなって寝込み
我が家は野戦病院化。
感染から逃れたワタクシは買い出し、おさんどん、
その他家事一般を
やらされる羽目になったのであります。
 
病院ではもはやコロナの検査はしてくれないので
念のため抗原検査キットを買ってきて
妻とハー子にやってみると
なんと「陽性」。
おお、バイオハザード発生!
 
それにしても今頃かよ…。
つくづくトレンドにヴィヴィットでない
わがファミリーであります。
 
ワタクシは普段から家族と距離をとっておりますので
(ちょっと悲しい)難を免れ、
別室に篭ってネトフリを見ております。
皆様もまだまだ新型コロナウイルスには
お気をつけください。
 
 
ネトフリ100本完全踏破チャレンジ その43
「ザ・クラウン」  2016年〜 英・米
原作・脚本 ピーター・モーガン
監督 ベンジャミン・キャロン ジェシカ・フォブスほか
出演 クレア・フォイ オリビア・コールマン 
  ( 5シリーズ 50話)
 
このシリーズ、不勉強にして知りませんでしたが
英国王室ものであります。
それも「ど」ストレートにエリザベス女王一代記。
 
その異常な金のかけ方に驚くとともに
(ネットによると1シーズン340億円!ほんまかいな)
これってイギリス王室の許可とか
どうしてんだろうと疑問であります。
訴えられたりしてないのだろうか?
 
だってフィクションテロップ出したとしても
誰がどう見ても英国王室でしかないし
なんだかスキャンダラスなことが
さも見てきたかのように再現されてるし。
 
日本で言うと天皇家の話なんだろうけど
テレビでも映画でも
そんな企画怖くて誰も出さないだろうなあ…。
 
その昔、エログロB級映画会社新東宝
不敬罪とかお構いなしで
明治天皇と日露大戦争」と言う映画を作り
慣例としてドラマで姿を見せなかった天皇
バンバン出して(鞍馬天狗でおなじみ嵐寛寿郎天皇役)
大儲けしたっていうのに近い気がいたします。
 
つまり「ザ・クラウン」は
340億かけた「キワモノ企画」なのであります。
(我ながら勝手なコト言ってるなあ…)
ネットフリックス恐るべし。
 
まあそんなこと考えながら
「ザ・クラウン」をつらつら見ておりましたが
内容的にはきっちり作られており
イギリス近代史のお勉強にもなるし
面白いです。
面白ければなんでもよしであります。
 
ワタクシ、イギリス王室のことは
朝のワイドショーでデイブ・スペクターの会社とかが
配信してる海外ゴシップでナナメ見するだけで
ほとんど知らなかったのですが
この「ザ・クラウン」を見た今
すっかりイギリス王室通になった気がいたします。
 
(「ダイアナかわいそう。チャールズが結婚しても
カミラと付き合ってるから悪いのに」
「でもチャールズのカミラに対する一途さって
なんかスゴい」とか、通の割には
ドラマの設定そのまま鵜呑みにしてるけど…。
ワイドショー好きのおばちゃんか?!)
 
最終第6シーズンが今年中に配信されるそうなので
楽しみにしつつ、
次回チャレンジは苦手の韓流(!)「人間レッスン」です。