配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

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「ラスト・キングダム」ネトフリ100本鑑賞チャレンジ#49

ラストキングダム Netflix
 みなさまいかがお過ごしですか。
ラグビーW杯日本代表の試合の日には
朝4時に起きて声援を送り
家族のヒンシュクを買っておる阿覧澄史あらんすみしです。
 
 元々ラグビーってガタイがいい方が有利にできてるので
日本人には向いてないような気がいたしますが、
そこを作戦と猛練習で克服している日本ナショナルチームの姿が
スポ根マンガみたいで惹かれるのであります。
ひたむきさを思い出して頑張って欲しいと
切に応援するこの頃であります。
 
そんなワタクシの今回のネトフリ100本完全視聴チャレンジは
「ラスト・キングダム」。
ラグビーの母国イングランドの話ですが
ラグビーができるのは、この話の後千年ぐらい先なので
イムリーとはいえないかも知れません…。
 
ネトフリチャレンジ49
「ラスト・キングダム」
2015年〜2023年 英・米
製作総指揮 ナイジェル・マーチャント他
原作 バーナード・コーンウエル
脚本 マーサ・ヒリアー他
監督 エドワード・バサルゲット デビッド・ムーア他
(5シリーズ 映画1エピソード)
 
紀元866年ごろのイングランド
北欧からデーン人(バイキング)が侵略を繰り返し
国内もいくつかの王国に分かれて対立。
戦国時代でありました。
その一つ、ノーザンブリア王国の北の城・ベバンバーグの
太守の息子に生まれたウートレットは
叔父に国を乗っ取られ放逐され、デーン人に育てられて
デーン人として成長して行きます。
しかしウートレットは陰謀によってデーン人社会からも
弾き出され、期せずしてウエセックス王国のアルフレッド大王の
イングランド統一のために戦うことになるのでしたー。
 
言うなればイギリスのNHK大河ドラマでありまして
歴史的事実を踏まえた血湧き肉躍る大活劇が
繰り広げられるのであります。
 
主人公ウートレットは実在の人物をモデルにした
架空の熱血キャラクターで
こいつがめちゃくちゃ強いのにバカなので
いろんな陰謀に引っかかったり、貧乏くじ引いたり
奴隷に売られたり、家族を殺されたりしながら
各シリーズの最後は逆襲に転じてスカッとジャパン(いやイギリス)な結末
というのが延々と繰り返される話です。
(ちょっと違う気もいたしますが…)
 
ポイントは主人公がキリスト教徒じゃないところで
この時代、我々が見ていておかしいと思うくらい
「教会の権威とキリスト教倫理が絶対」でありまして
デーン人として育って教会に反発する主人公の心情が
よくわかるのであります。(バカだけど)
 
展開も速いし、アクションに金かかっていて迫力もあり
「ゲームオブスローンズ」とか好きな人には
おすすめのシリーズです。
(チャレンジに関係ないけど
 完結編の映画「死すべき7人の王」まで見てしまいました。)
 
ちょっとだけ苦言を申すと
日本語字幕が不親切に感じました。(字幕で見てるので)
登場人物の名前表記がエピソードによって
「ウートレッド」だったのが「ウトレッド」になったり
「ベオカ」「ベオッカ」、「ラグナル」「ラグナー」とか。
バラバラなので、見ていてちょっと混乱したりしました。
翻訳者が違うのでしょうが、その位統一して欲しいです。
 
余談ですが
ラスト近くのエドワード王とスコティア軍の崖の上の合戦シーンを見ていて
思わず叫んでしまいました。まだ千年早いか。