配信ドラマ探検記 昭和オヤジがネトフリ・アマゾン・その他の密林を征く

配信ドラマを見て批評したり感想を言ったり、ツッコミを入れたりボケたりします。

「ヴィンチェンツォ」ネトフリ100本チャレンジ#23

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ヴィンチェンツォ Netflix
みなさまお元気ですか。
阿覧澄史あらんすみし でございます。
このところバイトに勤しむ毎日を送っていたためまた更新の間隔が空いてしまいました。
しかし、今回は以前のように長期にわたってネトフリチャレンジを
サボる、というようなことなく、合間をみつけて見ておりましたので
韓国ドラマ苦手」「ラブストーリー嫌い」「前歯が抜けた(これは関係ない)」
というハンデを背負いつつも「ヴィンチェンツォ」全20話無事に観終わり
ここにアップという運びになった次第であります。
わーパチパチパチ…。
ワタクシも昭和オヤジとはいえ、反省も進歩もない男ではないのであります。
ところで反省も進歩もないといえばウクライナの戦争。
21世紀にもなって武力戦闘とは、なんてアナクロなんでしょう。
 
 その昔(50年ぐらい前)小学生の頃、社会の授業で「タカ派ハト派」という言葉を教わり
ワタクシ最初「タカ派」というのが理解できませんでした。
だって「戦争はいけないことだ」と先生は教え、戦争映画は戦争の虚しさを訴え
少年ジャンプには「ハダシのゲン」が連載してたし、
「戦争はいいことだ、どんどん戦争しよう」なんて言う人は一人もいなかった。
(今だって表立ってそんなコトいう人はいないが…)
今と違ってワタクシは素直に人の言うことを信じる少年だったので
戦争は悪いものだし、賢い大人はそのくらいわかってる
なのに政治的に武力に傾く意見を持った人がいるって
バカなんじゃないかと思ったのでありました。(子供の頃のハナシよ)
 
そんな少年も人類になんら貢献するコトなく生きてはや半世紀。
あまり偉そうなことは言えませんが
政治家たちは立派なことを言い、アメリカやロシアは先進国とかいばってるのに
いまだに戦争かよと呆れるばかりであります。
物事にはウラとオモテがあり、本音と建前があることは
もう小学生じゃないから知ってはいるけど
いいかげん分れよお前ら。戦争反対!
 
…おっと、コーフンして話がマジメになってしまいましたが
「ヴィンチェンツォ」です。
 
ネトフリチャレンジ 23 
「ヴィンチェンツォ」(2021年韓国)
出演 ソン・ジュンギ チョン・ヨビン オク・テギョン
脚本 パク・ジェボム 監督 キム・ヒウォン
           1シーズン 20話
 
「愛の不時着」とかでブイブイ言わせてるスタジオドラゴン制作ということで
オープニングからイタリアロケらしき映像で、CGもふんだんに使って
お金かかってます。
 主人公ヴィンチェンツォは幼い頃韓国から養子としてイタリアに渡り
マフィアのコンシリエーレ(顧問弁護士)になっていましたが
ファミリーの跡目争い的な揉め事により、韓国に一時帰国します。
 そしてその帰国にも目的がありました。
それは急死した中国の金持ちが隠した大量の金塊を掘り出すこと。
   ところが金塊の埋まっていた雑居ビル「クムガ・プラザ」は
巨大企業グループ「バベル」の地上げ攻勢の前に
弁護士ホン・ユチャンを中心とした入居者たちが大騒ぎしており、
とても金を掘り出すどころではありませんでした。
ここまでクールに決めていたヴィンチェンツォも
たくましく庶民的な入居者たちのペースに巻き込まれてしまいます。
横暴なバベルグループとの争いに加担させられながらも虎視淡々と
金塊の掘り出しを狙うヴィンチェンツォ。
   そんな時、ホンユチャン弁護士がバベルの陰謀で殺害され
バベルのお抱え弁護士だったホンユチャンの娘・チャヨンが
間違いに気づき、父親の事務所を引き継ぎます。
ここでヴィンチェンツォとチャヨン(&クムガの入居者たち)VSバベルグループの
激しい戦いの幕が切って落とされるのであったー。
 
というのが大まかな3話ぐらいまでのストーリー。
 
このクムガプラザの入居者たちがまさに「愛の不時着」の
北朝鮮のゆかいな村の仲間たち」的なコメディリリーフの人々で
出てきた途端にハードボイルドなムードが一変します。
良くも悪くも韓流っぽいというか、スタジオドラゴンイズムなのでしょう。
(ワタクシはあまり…苦手でありますが)
 
そしてこの「ヴィンチェンツォ」は面白くしようとしてやや演出過剰ではありますが
(他の韓流ドラマに比べて)ラブシーンが控えめなのがワタクシには助かりました。
それでですねー
それで…
うーん。
 
なんかワタクシの話のピントがズレてる気がいたします…。
 
いわゆる「韓流ドラマ」と呼ばれている韓国のエンタメ系のテレビドラマは
観客を楽しませるために演出過剰を厭わない。むしろ過剰を旨としてる気がする。
ラブシーンはラブシーンを楽しみにしている層が喜ぶように
きれいに、しつこく、丁寧に、時間をとって見せている。
それが目的であり、商売だから。
だからそういうドラマを評価する基準は
商売として巧みに作られているか という視点だと思う。
 
でもワタクシはそういうのが好きではないので(むしろ嫌い)
そこに対する評価はしない。
 
なのでワタクシが韓流を語ることは意味がないということなのでありましょうか。
 
すみません。韓流ファンの皆様。
もしそういうドラマを楽しんでいて、間違えてこのブログに入り込んでしまったようなら
もうスルーしちゃってください。
韓流の魅力なんてわからないクソオヤジの戯言だと思って…。
 
というわけで作品への評価はやめときます。
評価しようとすると、どうも正しい評価にならない気がしますので。
 
ただ全20話、きっちり見ました。
これからもネトフリ100本チャレンジに韓流が出てきたら
ワタクシきっちり全部見ます。(半分泣きながらでも…)
 
最後に歌います(?)
 
きつい旅だぜ お前にわかるかい
あのトラベリンバスに 揺られて暮らすのは
 
きつい旅だぜ ニューオリンズ〜♪
 
(なぜYAZAWAなのかよくわからないまま次の作品へつづく)
 
追記
ホンユチャン弁護士役が
「梨泰院クラス」で主人公にやたら「土下座しろ」と言っていた土下座オヤジをやってた
ユ・ジェミョンという俳優さん。
「どっかで見たことあるな」とは思いましたが聞いてびっくり。まるで別人。
演じるということでは素晴らしいなあと思いました。